乗車日記

自転車ときのこ

読了 ドラゴンクエストXを支える技術

三連休ひたすら本を読んでいたので、これも読みきりました。

大規模ソフトウェア開発の大変さを感じることができて、勉強になりました。
一番心に残ったのは、「(開発上の)ルールを作って安心していてはいけない」、ですね。

本当にそうです。ルールを作って周知したつもりになってそれでおしまい。結局何も変わっていないというのは良くあります。

それに、人間ならまだしも、文鳥たちだと全く人の言葉を聞く耳を全くもちません。

読了 興亡の世界史 オスマン帝国の500年、U

昨年12月に大阪駅の蔦屋書店で手に取った皆川先生のU。小説ならではの個人の視点で見たオスマン帝国にあらためて魅力を感じ、家に積んであった興亡の世界史第十巻を読み出しました。この連休で読了。

オスマン帝国の歴史を見ると、いつも民族主義の功罪について考えさせられます。
帝国が19世紀の民族主義の台頭に大きく揺らぐその中で、一旦は全ての住民を国民としてまとめる理念を打ち出していたということを今回初めて知りました。何人の国でもなかった帝国の改革方向としてはこれが最も自然だったのでしょう。この方向は残念ながら成就しなかったわけですが、オスマン帝国の官僚制度はかなりしっかりしたものだったのですね。その遺産を民族国家に分ける方向もうまく行っているとは言えず、平和が訪れるにはまだまだ時間がかかりそうです。

ひと段落

やたらと忙しかったこの二週間でしたが、山積みの仕事もようやく片付きほっと一息です。
昨晩は裏のパン屋さんでワインを一本買って帰り、今朝はゆっくり寝るつもりでした。しかし、朝ライドの案内を見ると、家から5分のところが集合場所。折角なので参加することにしました。

なんとか5時半に起きて集合場所へ。レースシーズンが終わったので参加者多めです。まだまだ真っ暗な中、シングルトラックを登っていきます。尾根まで出るとさすがに明るくなってきます。


なんだか曇りで暗くて寒い感じですが、登っていると暑いぐらい。ピークまで行って、一休みして同じ道を引き返します。
帰りはなぜだか寒い。気温は上がっているはずなんですが、体の動きが少ないからですかね。でも大変楽しい下りでした。9時ごろには帰宅して、風呂に入ったりご飯を食べたりしているうちに眠くなったので、昼寝。
そのあとは読書。

先日読んだGuadalcanal: The First Offensive (US Military History of WW II Green Book)はガダルカナル戦に関する米軍側の報告書でしたが、これは日本海軍側の話。ミッドウェイ作戦で空母四隻が沈んで、その後どうするのかというところから始まります。人事面の話がかなり詳しく述べられています。連合艦隊司令部、艦隊司令、参謀達、現場の航空部隊と、それぞれ連携がうまく行っていない感じが、関係者の証言から伝わってきます。
それとやはり航空戦の消耗の激しさが恐ろしいです。米軍も日本軍も、物凄い勢いで飛行機は落ち、パイロットは死んでいきます。近代戦の戦史を読んだあとはいつもそうですが、かなり暗い気分になりました。