乗車日記

自転車ときのこ

長距離ライド

昨日は小径車でブルベ*1に参加するという企画にお誘いいただきまして、ブロンプトンで200kmを走ってきました。アップダウンの大きいコースでしたがなんとかなるものですね。ポジションを変えにくいので、平坦地ではDHバーが欲しい所ですが。 和束の茶畑で1箇…

読了、ブッダという男。

現代の理想の投影をやめて、初期仏教徒がブッダをどのように理解していたのか、そして古代社会の制限を認めた上で何が先駆的であったのかなどを分析・議論している本。人の全体を統括する我はないという点は受動意識仮説と共通し、自分の考えと一致する。し…

読了、世界哲学のすすめ。

読了、世界哲学のすすめ。ギリシャに始まる西洋哲学だけが普遍という考え方を超えて、様々な地域の言語・歴史・文化・生活に根ざした哲学も含めて普遍性を追求する試みの開始を告げる本。この本の中でubuntuがアフリカ哲学の根の一つであることを知った。ubu…

読了、三井大坂両替店

読了、三井大坂両替店。借主の実直さ誠実さなどの人柄・評判が評価・審査の第一基準だったというのが意外でした。担保が十分確保できても、人柄・評判の面で審査に通らない例が多い。そもそも、三井の金融業の源は、不当たりが出た時、幕府債権が特別に優先…

RRR

アップリンク京都でRRRというインド映画を観てきました。大英帝国からの独立闘争とインド神話が溶け合ったような筋書きです。高い熱量に圧倒され、3時間の上映時間が短く感じられるほどでした。 近々、ラストエンペラーと戦場のメリークリスマスも上映するら…

読了、財政・金融政策の転換点。

財政と金融の基本から近年の理論までの解説。経済成長率が金利を上回る限りは政府債務の対GDP比はどこかで飽和すること、需要が潜在GDPを下回る状況での財政支出は利点の方が多いことは理解できた。しかし、FTPL(物価の財政理論)は全然理解できない。説明を…

魯肉飯

なぜか魯肉飯が食べたくなったので、3時ごろから買い物に行ってぼちぼち調理。 こちらのレシピを参考にさせていただきました。 https://mi-journey.jp/foodie/87630/

坂本城、西教寺、大津市歴史博物館

坂本城の三の丸の石垣と思われるものが発掘されたということで、現地説明会に行ってきました。大変な人気で、入場整理券を手に入れるのに2時間近く並びました。 石垣はかなり綺麗に残っています。高さはかなり低い。舟入らしきものがあり、また櫂の様な木製…

読了、パレスチナ戦争。

昨年末に出版された本。原著は米国で2020年に出版。この100年間のパレスチナ人の状況が詳しく述べられている。イスラエルのやっていることが植民地への入植と同じであるという分析は頷ける。またオスロ合意以降、パレスチナ人の立場が非常に悪くなったという…

久しぶりにチーズ作製

10日ほど前に仕込んだチーズに、白カビが生えて良い感じになってきました。今回の種チーズはイオンモールで買ったLa Rustique Brie。チェスコのブリーと言い、こちらと言い、大量生産チーズのカビは条件を問わず安定して成長しますね。前者を選んだのは、よ…

焼き魚、日本酒

ビノス山崎の蔵直で良い日本酒が手に入ったので、夕食は炭火で焼き魚。 このお酒、とても綺麗な味で、どんどん飲めてしまいます。養殖の鰤は油がよくのっていました。 あと、鯛の粗のカマのところと鯵。どれも美味しかった。 やはり日本酒には魚がよく合いま…

読了、台北プライベートアイ

原著は2011年に台湾で出版、日本語版は2021年に出版。自分の情報網には引っかかっていましたが、いつの間にか時が過ぎていました。最近台湾関係の本を読んでいて思い出したので購入。 ねたばれになるのであまり書けませんが、元大学教員という異色の経歴の探…

再読、ゼロから作るDeep Learning 2 自然言語編

再読、ゼロから作るDeep Learning 2 自然言語編。今回はAttentionとTransformerの仕組みが実装レベルで理解できた。コードを読んで理解するのがやはり重要で、その点でこのシリーズは素晴らしい。4年前に読んだ時はChatGPTもまだ流行ってなかったし、気合い…

瓜仔雞湯

日曜日に長堀橋の好呷さんで食べた食べた瓜仔雞湯をなんとなく再現。胡瓜のキューちゃんを使いました。

読了、味の台湾。

台湾の歴史と生活、そして著者の人生と台湾の料理が織りなす60篇のエッセイ。古くに移住してきた閩南人と客家人、そして日本の統治に加えて、国民党軍の移住が台湾の食の多様性に大きく関わっていることを知った。以前は牛肉はあまり食べなかったそうだ。原…

読了、台湾漫遊鉄道のふたり。

1938年の台湾を舞台にした本です。食と鉄道と歴史と百合という組み合わせ。ネタバレになるといけないのであまり書けませんが、酸いも甘いもある複雑な味わいの素晴らしい本でした。

読了、シャーロックホームズとシャドウェルの影

クトゥルフとシャーロックの組み合わせ。ワトソンのアフガニスタンでの体験談や大英博物館封印書籍部での調査のくだりなどが私のツボに嵌りました。

Two rabbits brewingのランニング会

土曜日は近江八幡にあるTwo rabbits brewingのランニング会に行ってきました。 参加者十数人。2時スタートで10kmほど走り、そのあと缶ビールで乾杯。(走ると缶ビールを一本もらえます。) さらにパブに移って、近江八幡の左義長祭のことなどをお聞きしながら…

読了、ホロコーストからガザへ

2009年の本だが、同じことがまた繰り返されている。著者はユダヤ系アメリカ人で、両親はポーランドにあった強制収容所の稀有な生存者。戦後、サラ・ロイ氏の母はアメリカに行き、その姉はイスラエルへ行った。そのためイスラエルの親戚を訪れることも多いと…

読了、藤原道長「御堂関白記」を読む

自筆本を読むことの意義を知った。墨の薄れていく様子から何日分をまとめて書いたのかが推測でき、取り消しや間違いの具合から書いているときの心の動揺を推測できる。また、紙の面裏の使い分けも意図がある。そして、道長が仮名で記していた自分の台詞や相…

読了、土の本三冊。

読了、大地の5億年、育つ土を作る家庭菜園の科学。再読、土とはなんだろうか。 右端の本は最新情報が充実。不耕起栽培や香木による休耕などの少し明るい未来も見えます。玉露を甘くするために大量のの窒素肥料が使われているという話は衝撃的でした。真ん中…

読了 イスラエルの起源

実はこちらの方を「物語 イスラエルの歴史」よりも前に読み終わっていた。広義の意味でイスラエルの建国に関わったシオニストたちの心理的側面を、個々人の自己を構成する複数の側面の協調や対立の観点から詳しく分析した本。特にロシア帝国に生まれ、シオニ…

読了、物語 イスラエルの歴史

2008年出版の本。著者の専門はエルサレム史。 旧約聖書の時代から、1993年のオスロ合意、その後の2003年の中東和平構想ロードマップまでが記述してある。最新情報を除く全体像が把握できるという点で有用な本と言える。著者の専攻は古代史と推察され、ユダヤ…

今日の昼食と仕入れ

冥土の飛脚

身請けの為に店の金を使い込む駄目男と女郎のお話しです。ただし男女とも覚悟が決まっていました。生き永らえる僅かな間だけでも添い遂げようと。「色であひしは早や昔。今は真身のめおと合ひ。恋は今生の先の世まで、冥土の道をこのやうに手を引かうぞや、…

サタデー・フィクション古本まつり

アップリンク京都でサタデー・フィクションを鑑賞。1941年12月1日からの7日間の上海を舞台にしたモノクロ映画。迷宮の如く繰り返されるモティーフ。突如牙を現す剥き出しの暴力。全ては明かされない謎。色々と刺激的な映画でした。 その後、百万遍知恩寺の古…

今日の仕入れ

読了、天井のない監獄、ガザの声を聞け。

2019年5月に出版された本。 イスラエルによる経済封鎖の結果、若者の失業率は60%を超える。ガザの若者に今一番欲しいものは何かと聞くと、必ずと言っていいほど「dignity, 尊厳」という答えがあるそうです。また、銃撃による負傷者治療の実際の状況も詳しく…

今日の仕入れ

今日の仕入れ。吉田神楽岡の午睡書架にて。

読了、アフリカ史

読了、アフリカ史。1970年代に書かれた本ですが、人類誕生から第二次世界大戦後の読了、内戦まで詳しく記述されています。今日、烏丸通りの書店で歴史書のコーナーを覗いてみましたが、アフリカ通史が一冊もなかったのは驚きでした。