乗車日記

自転車ときのこ

日本食物史読了

きのこ図鑑と一緒に図書館で借りた本。旧石器時代以来の日本の食生活が述べられている。大饗料理から本膳、懐石、会席といった正式な料理の流れだけで無く、庶民の食事について詳しく記されている点が良かった。
 江戸時代の江戸の豆腐はやたらとでかく(7寸x6寸x2寸)、とても一人では食べ切れなかったこと、大阪では小さいのが売られていたことなどの興味深い情報が多い。さらに明治以降、平成に至るまでの近代・現代の食にも詳しい点も新鮮だった。
 昭和16年に米の配給制度が始まったことで始めて米を食べられるようになった村があったというのは衝撃的。1971年に大阪府箕面市にミスド一号店が出来たことも書いてあった。これはNAMさんに聞いてはいたが、裏付けが取れた。