乗車日記

自転車ときのこ

山形まとめ

 山形新幹線の速度は阪急電車ぐらいかと思っていたが、もっと遅かった。福島から米沢に入るところは山の中を走行し、信楽高原鉄道のようだった。山形以北は単線なのに新幹線が走っている。東海道新幹線では味わえない雰囲気だ。
 山形に宿が取れず、天童にホテルを取ったが、電車が一時間に二本しか無い。天童ー山形間は20分しかかからないが、本数が少ないのでかなり余裕を持って出発しないと朝の開始時間に間に合わない。
 山形や天童の町は道が広く、屋根はすべて金属板。冬は雪が大変なのだと思う。山形は城下町がそのまま残っているので、道が迷路のよう。駅から大学に行くのに何度もT字路に当たり、回っていかなければならない。地図を持っていないと大変なことになる。また、お団子屋さんや和菓子屋さんが多く、お茶関係の店も多い。あとはプラモ屋が多いのと、煙草屋さんが多い。
 酒はどれもうまかった。初日に蕎麦屋で飲んだ特別純米「五薫」という蕎麦屋だけで売っているという酒が特に美味しかった。出羽桜は桜花と誠醸をいただいたが、桜花の方がよかった。あとは初孫の純米と中身が分からない冷酒。蕎麦をいただきながら日本酒を飲むのが結構よく合うことが分かった。どちらも繊細な味なのでお互いに邪魔しないのがよい。
 スーパーに行くと桃とプラムが安くて美味しかったので、毎日たくさん食べた。桃は2つで300円、プラムは8個入って300円。京都にいるときの一年分ぐらいを食べた。
 蕎麦屋は3軒ほど行ったが、最初の日に行った天童の山たけという店が一番良かった。板間に分厚いつい座卓があり、落ち着く。