乗車日記

自転車ときのこ

貴婦人と一角獣展

クリュニュー博物館にある貴婦人と一角獣のタピストリが大阪に来ているというので見に行った。会場の国立美術館は地上の建物が小さすぎて場所を間違えたかと思うほどだったが、なかは地下三階まで広がる大空間だった。

 6メートル角ぐらいのタピストリが6枚並んでいる様子は壮観。赤の背景と青の人物像の対比が美しい。衣服をタピストリの布で表現しているあたりが、劇中劇のような感覚で面白い。服のドレープを糸の重ね合わせのグラデーションで表現しているところも綺麗で良かった。

 展示の説明が絵の意味するところの寓意や、ここのパーツに偏っていたのは少し専門より過ぎる気がした。素人としてはまずは全体の美しさを感じ取って、そこからさらにうちに入っていく方が自然な気がする。まあ自分が勉強不足なのかもしれないが。

 グランフロントを見ようと思っていたが、疲れたのでいかりスーパーでワインとチーズを買って帰宅。

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