乗車日記

自転車ときのこ

第二回忍者の里ミニラリーのレポート

宿題になっていた昨年12月2日の忍者の里ミニラリーのレポートです。時間が経っているので、不正確な箇所、間違っているところもあるかもしれませんが、ご了承ください。また、ご指摘いただければありがたいです。

スタートまで

Mine隊長の車に乗せてもらって伊賀の里へ潜入。そんしさんも一緒。二回目なので移動はスムース。
余裕を見て出発したので、到着は7時ぐらい。既にMTMさん始めスタップの皆さんが来られていて、早速地図をもらう。マーキングで今回注意したのは、川や池の水をきちんと青で塗ること。本番の地図は白黒で分かりにくいので、国土地理院の1/25000と照合して確実に色を塗る。それから谷と尾根が一目でわかるように、ピークを緑で塗っておいた。早めに来たのにいろいろ書き込んでいると時間が足らず。ブリーフィング後、そそくさとスタート地点へ出発。なので二枚目はチェックが甘め。補給食はゼリーひとつとスニッカーズ一つ。水は前回足りなくて苦労したので2リットルと多めに。

スタートからPC1

スタート前、お腹が空いてきたので補給食の中から早くもスニッカーズを取り出して食べる。スタートは申し込み順。きつ目のコンクリ道を延々上る。先行するMineさんに追い付こうとするが、簡単には行かない。知り合いに挨拶しつつ上げて行き、尾根を南で回り込んで北に向かうあたりでちらちらと影が見え始める。回り込むと地図上では真っ直ぐなので斜度は緩くなるイメージだったが、実際は峠に向かってどんどんときつくなる。すると前後が詰まってきて、直後にも数人いることが判明。チェーントラブルか何かでMineさんと入れ替わり、峠でシングル入口を見つけてそそくさと入る。
ここからは尾根沿い。ピークを巻くところだけ注意しながら順調に進む。途中Mineさんと何度か入れ替わる。そのうちに見えなくなる。QP1のテープは鉄塔に巻いてあるかと勘違いしていたが、よく読むと案内板の棒にあることに気付き何を逃れる。さらに進んでいくとMTMさん。QP2を見過ごしてPC1についてしまったかとドキッとする。しかし、背後の木をみるとQP2の文字。後ろが怖いので会話もそこそこに谷へ降りる道へ。降りてすぐに後ろでMineさんが到着した気配。下りでまともに勝負すると厄介なので、気付かれないうちに鬼漕ぎで離れる。
下って行くと地図に無い小川にぶつかり、それを越えるとT字に林道にぶつかる。地図と違うが、水系からしてここに小川があってもおかしくないと判断し、林道を下る。えげつなく石がゴロゴロでかなり不安になる。一旦止まって地図をみるが、方角はあっているので、とりあえず下って駄目なら戻る事にする。しばらく行くとPC1。まだ誰も来ていないとの事で、コーラをもらってすぐ出発。

PC1からPC2へ

これまでの経験から、PCを出てすぐに道を間違えることが多いので、注意して出発。もしかすると、意図的に間違えやすいようにPCを配置していることもあるのでは無いだろうか?しばらく舗装路。途中の村で、周りをぐるっと回る
幹線道をショートカットして村内通過を試みるが、行き止まり。3分ほど無駄遣い。あとで聞くとMYMさんも同じことをしたらしい。
更に舗装路を進んで、指示のあった工事現場から林道に入る。時間制限のためスタッフが配置されると聞いていたが誰もいない。時間が早いのでいないと判断し、先に進む。当然、舗装路から見えなくなるまでは猛ダッシュ。後続が行き過ぎてくれるかもしれないので。また、ドロドロのところが何箇所かあったが、先に走っていることを後続に察知されないように極力タイヤの跡を付けずに進む。場合によってはわざと担いだりした。
峠あたりで右に折れるコースだが、似たような分岐が手前にあり、そちらに入ってしまう。少し登って間違いに気がついたが、前をみるとそれほど森が密でないため突破できると判断。担いで進み、正規ルートに突き当たって戻る。実のところ分岐を行き過ぎるより、手前で曲がって正規ルートにに突き当たるという戦略は安全なのかもしれない。
さらに進んでいくと方角がおかしくなってきた。このあたりの分岐の形状が地図ではTだが実際はY字状に戻るというブリーフィングの説明を思い出し、難を逃れる。この後、輪切り丸太の分岐を曲がらなくてはならない。太いて薄いバームクーヘンが転がっていると想像して進んでいくが、全然見当たらない。そのうち方角がおかしくなってきた。戻って行くと小さい輪切りを発見。無理やり斜面の方の痕跡の薄い道に入って進んでみるが、途中で切れて無くなる。担いで少し手前を目指して戻って行くと、明瞭な道。確認すると切り通し状になっている所に上からかぶさるように倒れた木を2箇所切ってあった。これは輪切り丸太というようり、断面が見えている倒木だ。イメージと全然違う。降りて行って無事にPC2。やはり誰もきていない。

PC2からゴールへ

林道を登って行く。生えたばかりのきのこ見つけるが、流石に撮影していると追いつかれそうなので、断腸の思いでスルー。さらに登って行く。この先ピークあたりの十字路で、右手のシングルに入るという指示。一つ目の十字路は希薄なのでパスし、二つ目のそれらしき道に入る。ブリーフィングでは進んでいくと右手にシングルが見えるとのこと。その通りだったので、合っていると確信し進む。崩れている箇所があるというが、それとなく倒木で通れなくなっている箇所があったので、ブリーフィング通りに尾根側に登って回避。しかし、この辺りから何かおかしい感じ。*1尾根側に道はなかったので、林の中を担いで進み、上をぐるっと回って無理矢理さっきの道の先に戻る。道が希薄と言っていたしこんなものかと思って進む。谷道を見つけるが、QP4に向かう西への道を尾根道と勘違いしていたので、その北の尾根を進む。そのうち方角がおかしくなってきたので、尾根の形を見て考える。一つ北側にきているようだ。担いで尾根を南側へ横切り、谷道に出たところで運良くQP4を発見。
その後は道なりということだったが、尾根道があまりに希薄なので、北側の古い林道を下って見たりして、少し時間を失う。しかし、方角がおかしいことから、また担いでトラバースして戻り正規ルートに。この辺りでは明確な道になっており、合っていることを確信して下る。
そのうちに、建造物が見えてきてホッと一安心。しかし、前回も舗装路に出てから油断して間違えたので、気を引き締めて地図を見ながら走る。ゴールは方向指定があるということなので。目立つ巨大貯木場があったのでナビゲーションは問題なく、無事にゴール地点へ。卵入りラーメンをいただいているとMineさん到着。15分ぐらいの差だった。一つ間違えばひっくり返っていたところだ。3位の人はそのまた15分後ぐらい。

ゴール後

集合場所までそこそこ距離があり、人家の少ない直線舗装路が続くので、結構しんどかった。人口の道なのに家が見えないというのが精神的に良くないようだ。Mineさんの新兵器の洗車ポンプで綺麗にしたあと、近所のスーパーでまたラーメン。お湯もいれてくれるし、食べる場所もあり、なかなかありがたい店だった。
後は表彰会場へ行き、暖かい畳の部屋でゴロゴロ。帰ってきた人と迷った場所について熱い議論をする。くノ一組も監督と無事に戻り、またそんしさんやGさん、他の人たちもぼちぼち戻る。表彰式で牛肉時雨煮と忍者鉢巻をいただく。
帰りに雨が降ってきたということもあり、Mineさんに家まで送って頂きました。お陰で参加賞の卵も無事に割れれずに持って帰ることができました。
MTMさん始めスタッフの皆様には大変お世話になりました。楽しいラリー、ありがとうございました。

今回の教訓

  • コンパスを常に見て方角がおかしくなったら止まってチェック。
  • その前に、コンパスが正確な方向を向いていることを事前にチェック。自転車のパーツの意外なものが磁石になっている。
  • 川や池の位置は国土地理院の地図でチェック。
  • 尾根と谷が明瞭に区別できるようにマーキング。(今回のQP4付近の迷走は、時間がなくてピーク識別のマーキングができていなかったことが一つの原因。)
  • 変な思い込みはまずい。今回の、輪切り丸太、QP4の谷道など。ルートのイメージは持っていないといけないが、現実に合わせて柔軟に切り換えることが必要。

written by iHatenaSync

*1:あとで聞くと手前の十字路が正解だったとのこと