乗車日記

自転車ときのこ

北摂ラリーレポート3日目

出発まで

今日は15kmぐらいのショートコース。しかし起きたら雪。積もっているだけでなく、べちゃべちゃの雪が激しく降っている。少し悩んだが、標高753mの山に担ぎで登り、降りてきてまた舗装路で登るコースなので、暑くなると見て、薄着で出発。


上、クールMAXシャツ、ウィンドブレークジャージ、ウィンドブレーカー。


手袋はパールイズミ、ウィンドブレークで、途中で取り替えるようにシールスキン。(これが後ほど大きな問題を引き起こした)



下、膝までのライクラ、サブゼロタイツ、防水半ズボン。



靴はゴアの冬シューズ、足首に雪侵入防止を兼ねて巻きポカ。

スタートからPC1まで

スタートしてから登り口への分岐までの2キロほどの舗装路ですでにベチャベチャ。路面の溶けかけの雪が跳ね上がる。別荘地の中の舗装路を登って行き担ぎゾーンへ。ここから400mアップ。


これも以前に北摂で登ったことがあるが、あの時はドライで半分ぐらいは乗れた。今日は積雪のためひたすら担ぎ。トップの人がやたらと速く、すぐに見えなくなる。第二集団で登る。


だんだん疲れてくるし、雪は深くなってくる。眼鏡に雪がつく上に内側も曇ってき、前が見えなくなる。トップの人の踏み跡があるので、ひたすらそれを辿る。地図やコンパスを見る余裕もない。最後の急な登りは、雪で靴が滑りまくり。3番手の人と交代してもらう。


頂上付近に出てQP1へは舗装路を下る。といっても10cmぐらいの雪で埋まっていてつるつる。猪名川源流の看板を確認し、雪の舗装路を押して戻り、下りシングルへ。


ここからはダウンヒルコース。雪で埋まっているので、半分は腹乗り、半分は普通乗り。クリートが全然はまらないので恐ろしい。途中倒木だらけの区間があり、道を間違ったかと不安になる。(あとで聞けば、倒木のないバイパス路があったとのこと。雪で埋まって全然見えず。下りの途中でトップに出る。


説明にあった林道に出て、またシングルにはいる。この辺りは雪が少なくなって乗れるけど、クリートがはまらないので恐ろしい。何とか走ってPC1に到着。一応トップ。

PC1からゴールまで

PC1でべちゃべちゃになった手袋を交換しようとしたら、シールスキンの手袋が全然はまらない。手が湿っているので引っかかる。悪戦苦闘しているうちに、どんどん後続が到着し、出発して行く。しかし手袋なしではとても走れない天候。3分ほど戦った後、ようやく装着。最悪だ。


やっと出発。さっきの山に今度は舗装路で登る。村の中から、登りの道にはいる区間、ショートカットしようと思っていたお寺への分岐で、一つだけ曲がって行くタイヤのあとを発見。迷わずそちらへ。寺の鐘の音が聞こえたので、道は大丈夫。突き当たりで舗装路が切れたが、空き地を突っ切って次の舗装路へ。うまく登り道へ接続できて1分ぐらい取り戻した。



上り道は雪。最初は何とか走れていたが、標高が上がるに連れて乗るより押した方が速くなる。ひたすら押す。前のグループは全く見えない。絶望的になりつつも延々と押していくと、一人見えてきた。
そのうちに、先ほどの確認したQP1の看板のところに再到着。頂上付近なので傾斜は緩いが、風を遮るものがなくなり物凄い地吹雪。自転車が飛ばされそう。50mぐらい先の視界ギリギリに自転車を押している人が2名ほど見える。


頂上へと担いで向かう。途中キャンプをしていたと思しき車2台。子供は雪遊び。そんなことをしている場合かと思いつつ通過。頂上付近はさらなる吹雪。視界が狭く、眼鏡も曇り、地図もコンパスも雪で覆われてよく見えない。


目の前の踏み跡をたどって進んでいくと、電波塔がうっすらと見える。頂上手前の電波塔だと勘違いしてさらに担いで進む。ここらで一人追い抜く。風で頭が凍りそうになってきたので、ヘルメットを脱いでウィンドブレーカの帽子をかぶる。この帽子、買った時は馬鹿にしていたが(開発者の方ごめんなさい)、実は大変役立つ。


左手に降り口があるというので注意していたが、そのまま通り過ぎ、進んでいくと踏み跡がなくなり、更にもう一つ電波塔が見えてきた。コンパスをこすってみると南に進んでいる。ここは東向きのはず。


地図をこすってよく見ると、頂上から先に二つ電波塔。やってしまった。慌てて戻り、すぐに戻り降り口を発見。反対側からみると、目印の杭がよく見える。先ほどの向きだと笹の影になって見えない。それにしても先行グループの踏み跡があったはずなのに情けない。


ともかく下る。かなり急で積雪のため普通には乗れず。腹乗り左足付きで下る。そのうちに教祖様のビデオ撮影。ここだけは普通に乗って下る。滑って恐ろしい。
そこから登り返し。小ピークがあるのを地図で確認できていなかったので、ちょっと戸惑う。道なりに進む。最後の下りは急過ぎ。ヤケクソでお尻をつけ、雪の上を滑って下った。ここで、QP2発見。


この後は先行グループのあとをひたすらたどる。沢沿いで全然乗れない。何かおかしいと思いつつも、とりあえず安全策でそのままたどる。(後ほどの教祖様のお話では、左にちゃんと乗れるルートがあったとのこと。探せば良かった。)


延々押して下る。この自転車は何のためかと自問。かなり行ってから倒木だらけになり、説明にあったように左に向かう。ここで正規ルート発見。しかし遅すぎた。


少しだけ乗って下り、すぐに舗装路。最初に登った道なので、さっと下りPC2でQP2の答えを報告。残りの2kmほどの舗装路で一人抜いてゴール。SSIさんODさんらのグループから10分遅れ。担ぎが速かったOYさんはさらに10分ほど早くついていたらしい。


べちゃべちゃ雪で上から下までずぶ濡れ。ゴアシューズも中までずぶ濡れ。どこから水が入ったのだろう。靴はこれしかないので、中に新聞紙をいれたり、ドライヤーで温めたりして、何とか乾かす。
11時半ぐらいに着いたのに、お風呂が1時から。凍えるかと思ったが、濡れた服を脱いで着替えたら、そこそこ暖かくなった。食堂でお決まりのカツ丼を注文し、堪能する。
そして表彰式。今日大きく遅れたので、ダメかと思っていたが、何とか3位に入っていて嬉しかった。トップのSSIさんとは50分差ぐらい。全く歯が立たなかった。



前線レース中の写真を撮っていなかったので、宿の写真を一枚。見るとハゲるかもしれません。