乗車日記

自転車ときのこ

FOXフォークメンテナンス

前回から1年ほどたったので、2回目のメンテ。今回は手順がよくわかっているので、2時間ほどで完了。
フォームリングはそれほど汚れていなかった。しかし、シール(黒いやつ)がチューブに対して斜めになっており、フォームリングの片側が潰れていた。どうもこのReal World Cycling製の新シールキット、ワイパー(青いやつ)の効果は抜群だが、シールの方がアウターレッグのリップにかぶらない設計なので、斜めになってしまいがちのようだ。


それから、フォームリングはダンパー側はオイルで濡れていたが、エアスプリング側は結構乾いていた。ダンパーがオイルを吐き出すので、そちら側は良いが、スプリング側のことを考えると、走る前にひっくり返すのは必須かもしれない。
抜いたオイルはかなり白濁(下図右)。新品と比べるとよくわかる(下図左)。オイルダンパーに残っていたオイルもストロークさせて抜く。それを考慮しても、抜いたオイルは量が少なく、投入時よりも減っている気がする。

内部を綺麗に拭いて、再組み立て。シールは大丈夫そうだったが、斜めになるのが気になるので、純正の低摩擦のものに交換。前回ははめ込むのに物凄く苦労したが、これは簡単にアウターレッグに嵌った。やはり純正がよいのかも。フォームリングはオイルで洗って再利用。エア側は20ccという指定だが、フォームリングが乾いていたことを考慮して多めに30ccほどいれる。ダンパー側は指定どおり160cc。シールの内側の窪み部分にスリックハニーを多めに投入。
空気圧はこれまで通り55psi。スリックハニーのおかげか、低摩擦シールのおかげか、動作はかなりスムースになった。


written by iHatenaSync