乗車日記

自転車ときのこ

今日の仕入れ

左京区の方に行ったので本の仕入れ。
ウンベルトエーコ記号論は2巻目を購入、1巻目は半分ぐらい読んで、意味が分かるのも半分ぐらいですが、当初思っていたほどは高い壁ではなさそうなので。こういうものはほおって置くと絶版になって後で入手に苦労しますから。それはそうと、この本、英語版の出版は1974年なんですね。なんといいますか、私がウンベルトエーコ氏の著作に出会ったのはもちろん「薔薇の名前」で確か1990年。それよりずっと前の本とは驚きです。意味のコードの重層構造についてはずっと前に研究しておられたわけです。この本を読み終わったら薔薇の名前を再読したいものです。
 孤島パズルは月光ゲームの続き。実は双頭の悪魔を先に買ったのですが、読み始めると間にこの本があることが判明したので。話しは独立しているはずですが、やはり登場人物への思い入れを形成する上では順番に読む方が良いかと思って。
 ポーは、孤島パズルと同じ本棚の段にあって目に入り、急にモルグ街の殺人事件を読みたくなって。1巻と詩集は持っているのですが、その後は買っていませんでした。しかし、創元推理文庫は何年経ってもあまり絶版にならないのか、安心できます。裏表紙の折り込みを見ていてソロモン王の洞窟やアトランの女王やラブクラフトを思い出し、大変懐かしい感がありました。
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