乗車日記

自転車ときのこ

知能の原理 読了

図書館で借りました。非線形システムとしての身体の運動の安定点であるアトラクタが認知における離散的なカテゴライズと関連しているという説はなかなか興味深いものでした。

また人工進化に関して、実際の電子回路で進化を行うと、シミュレーターにはない雑音や微弱な相互作用などを利用した回路ができあがることがあるというのは驚きでした。

私の人工きのこ細胞に必要なものは少し見えてきました。たぶん、(1)地面から栄養を得なければ成長できないようにして、(2)地面の栄養はだんだん無くなっていく、(3)ある程度育ったら次世代につなぐ胞子を落とすようにする、(4)風を導入して遠いところに胞子が飛ぶとさらに成長できる、というような環境を実装し、その上で突然変異を入れていくと自然淘汰による進化が起きるのではないかと考えるに至りました。しかし、まだ具体的な実装には至っていません。

 

f:id:tasano-kona:20140924231248j:plainおしょ