乗車日記

自転車ときのこ

量子怪盗 再読

以前に読んだ量子怪盗(量子怪盗読了 - 乗車日記)、もう一度読み直しました。
続編が翻訳されたので、前作をきっちり押さえてから次を読みたいと思いまして。。。
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前回読んだときは溢れる未来テクノロジーガジェットと世界観を掴むのが精一杯なところもありましたが、読み直してみると大変良く出来たプロットで、ガジェットと物語が良くバランスしています。
量子テクノロジーと精神操作(プログラム化)テクノロジーなとど、怪盗対名探偵といったアナクロな所とが共存していて面白いです。
舞台となる火星都市が、何段階にもプライバシー設定が出来る空間で、個人間の接触が細かくコントロールされているという設定は、SNSの反映なのでしょうが、実際、未来にはそうなりそうな気もします。
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さて、これから次のFractal Princeに取りかかります。