乗車日記

自転車ときのこ

少年満州讀本 読了

少年満州読本、読了。旅行者目線および当事者意識が新鮮だった。優越意識が鼻につくけど。また、清朝の歴史が詳しく語られていたのは意外な感じがした。また、清朝の封禁政策との関わりは考えたことがなかった。
f:id:tasano-kona:20150926215041j:plain
GHQが焚書にした7700冊の一つらしい。焚書というと始皇帝くらいしか知らなかったが、割と近いところで行われていたということには驚いた。
解説にある「帝国主義ともノスタルジアとも離れた視座で読まれるようになって初めて、日本人がながらく疎んじてきた満州国の葬式の準備に取りかかれるようになる」という言葉には重いものを感じた。


それで、探してみたら満州国関連の本が家に沢山あった。撮り忘れたけど、虹色のトロツキーも。どこかに行ってしまったけどキメラもあったはず。意外に数が多い。何に曳かれてこんなに買ったのだろうか。実験国家と言うところか、それとも理想主義的な部分か。あるいは合気道にはまっていた亡き友人T.H.の影響か。そう言えば、李香蘭が昨年亡くなったときは驚いたな。2001年の張学良死去のニュースにも。
f:id:tasano-kona:20150926215013j:plain