乗車日記

自転車ときのこ

シクロクロス用ブレーキ

先週の大野ダムのレースで泥だるまになってロックしてしまったリアブレーキですが、今週の日吉の泥では特に詰まりませんでした。しかし、また泥で詰まって進まなくなるのは勘弁して欲しいので、買い換えようと考えていました。そもそも、自分の後輪のブレーキ(Canecreek)は、Chainreactionという通販でこの自転車一式の部品をそろえたときに、販売リストの中で一番安かったという理由で購入したものです。そのとき全後輪とも買ったのですが、前輪に使っていた方はガタがひどく音鳴りするので、AvidShorty6に買い換えたというぐらいのものですので、使い続けたいわけでもありません。そこで、自分の自転車のブレーキをしげしげと観察し、大野ダムのレースの写真をいろいろと眺めて、また今週のレースでもいろいろな人に聞き取り調査をしました。
まず、自分のブレーキから考えると
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こちらの後輪は泥が載って完全にロック。

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こちらの前輪は泥は載っていましたが動いていました。

シューの長さが違います。後輪はマウンテンバイク用の長いシュー、前輪はロードバイク用の短いシューです。重力に逆らって泥を支えるのに一番関係しそうなのは、上から見たときの投影面積ですが、シューが長いので後輪の方がずいぶん大きくなっています。また、長いシューはチェーンステイがタイヤに迫って狭くなっているところに入り込んでおり、隙間をさらに狭くしています。
ミニVブレーキを使っていて大野ダムでロックしなかったNAMさんに聞くと、シューはロード用の短いものということ。というか、日吉レース会場を見渡すと殆どの人がロード用のシューでした。それから、さらに見ていくと、クラス1の選手でもディスクブレーキ率は20%ぐらい。大体の人はカンチブレーキで走っています。よく使われているのはシマノのCX-70
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BR-CX70

それから、TRPの横に開いた感じのブレーキ
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http://www.akiworld.co.jp/trp/c-EUROX-MAG.html

見た目はTRPの方がよさげなのですが、使っている人に聞くと結構詰まるとのこと。上から見ると横に伸びたアームが泥を支えやすいのかも知れません。
シマノの方は、シューが棒の先に付いていて、ブレーキのアームが外側にオフセットしているので、タイヤ付近の空間は開きそうです。その上、シューの位置が後方にオフセットしていて、チェーンステイとタイヤの隙間にはシューが入らないようになっているようです。
ただ、棒の先にシューが付いている構造では、見た感じ剛性が低下して音鳴りしそうで気になりますが、実際にはそういう話も聞かないので、やはりシマノさんだけあって、ちゃんと作ってあるのでしょう。

前輪のAvidは調子が良いので、Avidのブレーキにも惹かれますが、やはりタイヤ周りはシマノの方が空間が広そうです。
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Wiggle 日本 |リムブレーキ Avid - Shorty Ultimate Narrow カンチレバーブレーキ

というわけで、シマノのブレーキを注文してみました。来週のレースはマキノの高原スキー場ですから、泥の心配はありません。その次のレースまでに付け替えて様子を見ておこうと思います。