今日は東京出張でした。
新幹線の車窓からは、久しぶりに富士山が綺麗に見えました。
東京駅から歩いて会議場に向かっていると、見慣れない舗装がありました。
光を吸収しにくい色になっているようです。
数字を見る限りはかなりの効果がありそうです。透水性にもなっているようで、帰りは急な大雨でしたが、この舗装の所には余り水が流れていませんでした。
施工の技術や車で走っていてまぶしくないか、耐久性はどうか、廃棄の際に問題はないのかなど、色々あるのでしょうけど、ここで多少コストが上がっても都市全体の冷却コストを考えて総合的に割に合うようなものになるのだったら良いですね。冬場が寒いという問題が逆に生じるかも知れませんが。
ちなみにうちの屋根も、先日の改装時にに外から見えないところはグレーあるいは白の反射率の高いものにしました。
気になるところは、可視光の反射率を上げて太陽光の吸収を抑制するのは良いとして、遠赤外光の方は十分な放射率が確保できているかどうか。遠赤外線の放射率が十分でないと、夜の放射冷却の効率が落ちてしまいます。まあ大抵の物質は遠赤外線を十分に吸収・放射するので、たぶん大丈夫だと思いますが一度放射スペクトルのデータを見てみたいものです。