乗車日記

自転車ときのこ

大文字山を食べる 読了

めちゃくちゃ面白かった。著者は大文字山に年300日ぐらい登っていらっしゃるらしい。そして、食べ物に対する挑戦がすごい。様々なものを季節ごとに賞味、それも不味いと言われているものでも、ともかく試さないとわからないという態度は尊敬します。紹介されている中で自分でも食べたことがあるのは、アケビと野いちごとむかごぐらい。せっかく頻繁に山に行っているのだから、もっと試してみたいです。
そしてきのこ。死ななければ大丈夫という感覚で挑戦されているのは本当に凄いです。自分もそうあるべきだと頭では思ってはいますが、きのこを食べる方は全然試せておりません。キクラゲをかじったぐらいです。
あと、里山を明るくとか言って山の木を切ってしまう人たちに対しての批判を結構思い切って書いておられる。自分もやたらと切られてスカスカになった地帯をみると悲しくなるたちだ。人間の手の入った状態の自然をよしとする感覚はおかしいという主張を読んで、自分と同じ波長の人だと思った。