乗車日記

自転車ときのこ

読了 島原の乱、城取りの軍事学

島原の乱」では蜂起したキリシタン側が近隣の「日本宗」の村に改宗を迫っていたという話と、松倉重政の時代に改宗を拒んだキリシタンが雲仙の「地獄」に沈められていたという話が印象的だった。
「城取りの軍事学」は戦国時代の城の縄張り図が大量にあって面白かった。今度城跡のある山に行ったときは、よく観察してみたい。
両者の間で城の機能の解釈が大きく違っていたのが印象的。前者で扱っている城では、島原城にも原城にも城下や近隣の村の人々が保護あるいは一緒に立て籠もっているが、後者で取り扱っている東国の城ではとてもそんな空間はないらしい。確かに縄張りを見ても完全に戦闘に特化していて、避難民を受け入れる余裕などなさそう。
原城島原城の縄張りを見てみたい。