乗車日記

自転車ときのこ

寒い

昨晩横浜から帰宅。新幹線が非常に混んでいた。
今朝は近場で山ライド。TKPさんと二人。ともかく寒い。


山は楽しかったけれど、帰ってきてからお腹が痛くなり、頭も痛くなってダウン。
暖かくして、本を読む。夕方になって少しマシになってきた。カレーラリーでお世話になったエスキーナさんが嵐山に来ているというので、かなり着込んでお出かけ。

同じような考えか、カレーラリーを一緒に開催したBrian氏も来ていた。そのうえカレーラリーに出てくれたUDGさんが、店員さんとしてバイト中。お店はすでに片付け中だったけれど、色々話せてよかったです。寒くならないうちに帰宅。

河口慧海師のチベット旅行記(上)を読了。20世紀初頭のチベットはイギリスを警戒して南側からは外国人立ち入り禁止。主要道路には警備兵がいる。仕方がないので、誰も通らないような山の中を通り抜けて潜入。といってもチベットです。ヒマラヤ山脈を越えて行くわけです。それも現代の装備ではなくて、重そうな服や荷物。もう滅茶苦茶というか、よく生きているなというような状況が続きます。
チベットに入ってからは少し安心。その頃にはチベット語がペラペラになっているので、中国人僧侶に化けて僧院をまわったり。本業でもないのに請われて治療していたら医者として有名になってしまったり、色々話題に付きません。ラサで日本製のマッチが販売されていたというエピソードが面白かったです。

ところで、最近の新聞か何かで、チベットに中国人が入ってきて魚の養殖をして食べていると、チベット人が怒っているという記事を読んだのですが、その時は仏教の教えで殺生をしないのでそういう軋轢があるような印象を受けました。今回チベット旅行記を読んでわかったのは、チベットは半分放牧で成り立っているので、ヤクや羊を殺して食べるのは日常茶飯事。坊さんも肉を食べているということ。ただ、魚はなぜか殺すのは禁忌ということで絶対食べない。100年後の今のことを調べたわけではないのですが、まあそういうことのようです。それにしても、風俗が根掘り葉掘り書いてあるのは面白いです。政治史をさらっているだけでは解らないものが得られます。しばらく旅行記の類にはまっていることになりそうです。