乗車日記

自転車ときのこ

美山の奥

今日は誘っていただいたので、美山へ。友人の車に乗せてもらって、北へ向かいます。峠を越えるごとに寒くなり、周山あたりでは道路の表示は0℃。綿入りの自転車用ジャケットを着てきたのですが、正解でした。駐車場ではまだ桜が満開。

自転車を降りて、六人ほどで峠に向けて舗装路を延々と登ります。最初は寒い寒いといっていたのですが、流石に峠に着く頃には汗だくなくらい温まっていました。シングルトラックに入って、登ったり降りたりを繰り返しながら、徐々に高度を上げていきます。

峠からさらにD字山一つぶんぐらい上りました。いつもの山とは植生が違い、木々の隙間が広くてとても明るい道です。



頂上からは日本海立山を望むことができました。ずいぶん北に来たものです。

ここから楽しい下り。標高の高い辺りは道幅も広く、明るくてすいすい走っていました。途中から木が密集してきて、いつもの感じに。楽しく降っていたのですが、ほとんど最後のあたりでやってしまいました。

先端はすでに切った後ですが、ちょうど両側がせり上がって谷のようになっているところで、道の左側のこの木が槍のようにこちらに向けて突き出ており、その先端にサスペンションの左側が接触してしまったようです。といってもそれは後の検証の結果。主観的には車体が急停止して、人間は3メートルほど前に飛んでいきました。谷状地形の底にはひらぺったい石がいくつかあり、スーパーマンのように飛びながらその上に着地。体の左側で受けたようで、左肘、胸、左腰骨上、左臀部、そして脛を強打しました。まあ広く接触したので衝撃が和らげられたようで、上着は破れてしまいましたが、肋骨を含め骨に異常はなし。肘の皮は剥け、下半身の打撲部は痛いですがまあ走れます。綿入りジャケットを着てきてよかったと、心底思いました。

駐車場に戻って一息つき、次の目的地であるMTB常設パークへ。美山の町役場のすぐ近くにできているらしいのです。お腹が空いていたので、パークに入ってすぐに昼食。

それからしばらく、担いで上がって、テクニカルなコースを降っての繰り返し。

普段走ってくるコースにはない連続小山やバンクなどだらけで、最初は戸惑いましたが、やっているうちにそこそこは走れるようになりました。ただ、ジャンプするところは怖くてダメです。しばらくやって、コーヒーを飲んで一休みし、ぼちぼちと撤収しました。

あとはコーヒーを飲んで本を読んでゴロゴロ。試飲会で買っておいたワインもいただきました。このワイン、かなりいけます。あまりに美味しくて勿体無いので半分だけにしておきました。