乗車日記

自転車ときのこ

雲海、執権

日曜日は雨だというので、昨日、土曜日は東の山へ。よく考えると朝ライドで遠出するのは久しぶり。金曜日で仕事の方が一息ついたので少し余裕ができました。
集合して、登り口へ向けて山の麓を走っている間に、見るみる空が白くなり山が覆い隠されて行きました。

頂上に到着し、見下ろすと京都市内はすっぽり霧で覆われています。西隣の亀岡ではよく見る光景ですが、京都では珍しい。

琵琶湖の方はすっきりしています。

下りで調子に乗っていたら、岩にガツンとやってしまい、タイヤが凹んでリムに当たってリムは傷つくはタイヤに穴が開くはでパンク修理。チューブレスタイヤにしてから滅多にパンクしないので、修理に手間取りました。まずはIcchiさんに借りた、チューブレスタイヤに開いた穴がすぐに直るというペンみたいなやつで、ゴムシートみたいなのを突っ込んでみました。

穴からの空気漏れは一発で収まり、素晴らしいキットだと感動したのは束の間、さらに傷がついたリムとタイヤの隙間から空気漏れが発見されました。これは空気を追加しても治らず。結局タイヤを外してチューブを入れて復活。同行の皆様をかなりお待たせしてしまいました。

この後は慎重目の運転で無事下り切り、二本目は行かずに帰宅。途中でゴム糊を入手。帰宅後、パンク修理。

内側からパッチを貼りました。

面の切れ目はゴム糊をつけただけ。尖った岩で切れたのですかね。


リムの傷は両側にありました。タイヤがついているのに両側に傷がつくというのはどういう状況だったのか理解できません。タイヤがよじれたとしても傷付くのは片側だけのはず。謎です。


内側のシール面には傷がなかったので、無事復活。タイヤの中に入れるパンク防止剤を使い切ってしまったので、買っておかないと。

昼から職場へ。このところ忙しくて、じっくり取り組むことができなかった問題に取り組みました。
通勤路の梅もだんだん膨らんできました。

今週は「執権」を読み終えました。

日本史の用語もしっかり解説してあって、読みやすい本でした。
得宗家の「得宗」の語源が中世史研究者にとっても謎であるということを知りました。道理で素人にはよく分からないわけです。そういえば「奈良」もなんで奈良と言うののか奈良時代の人ですらよく分からなかったと奈良人から聞いたことがあります。
承久の乱を制した第二代義時が武内宿禰の生まれ変わりと考えられており、そこに鎌倉執権の正当性の期限があると言う説に説得力を感じました。たしかにそう言う目で見ると、将軍頼朝が死んでいて北条義時北条政子のペアで京都の政権を倒した構図が、武内宿禰神功皇后の神話と非常に似ているわけです。その考え方では、北条家は将軍にとって代わる必要性など全くないというか、むしろ権力の正統性を自ら否定することでしかないわけです。