乗車日記

自転車ときのこ

読了。内戦の世界史。

読了。内戦の思想史。手に取ったきっかけは、以前に北米からの留学生と話していて、壬申の乱やら南北朝の騒乱をcivil warを使って説明していたら、その留学生に「市民がいたのか」と言われれてinternal warと言い直したのを思い出したこと。この本ではイデア界から舞い降りる概念としてではなく、思想の担い手やそれが置かれた文脈を重視した説明がなされている点が良かった。宿題も増えた。ロックやホッブスアウグスティヌスなどの、これまで放ってきたあたりにも手を出さないと、本書の内容も完全には理解できない。まあアウグスティヌスからぼちぼち進めようと思う。