乗車日記

自転車ときのこ

三国志演義(二)読了

読了。劉備荊州に来てから、蜀に向けて出発するあたりまで。
呂蒙はさておき、ほぼ人形劇三国志で刷り込まれたイメージ通り。趙雲馬超の無双ぶりは読んでいて気持ちが良い。関羽赤壁から逃れてきた曹操を、これまでに受けた恩情を思い出し、死を覚悟して見逃すシーンも泣ける。
孔明だけときに違う人格を見せる。周瑜が死んだのを天文で知って笑った上に、葬儀では立派な祭文を読み、号泣の演技で魯粛をまた騙すとは酷い。そもそも魯粛荊州に行くたびに孔明に丸め込まれ、帰ってから周瑜に報告して呆れられるという繰り返し。とても良い人ということになっているが、なんだか可哀想だ。
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そういえば、赤壁って、よく考えると三峡ダムとか武漢の近くなのですね。日本もですが、中国の雨も心配です。