乗車日記

自転車ときのこ

読了、南柯紀行

南柯紀行だけ読了。前半は大鳥圭介が幕府歩兵隊と脱走し、箱館戦争が終わるまでの日々の行動を記述した手記。解説にあるように明治三十年ごろに、何らかのメモをもとに大鳥圭介が書いて「旧幕府」という雑誌に掲載したもの。後半は、箱館戦争後に東京の牢に…

慶応四年正月

慶応四年の伏見の戦いの開始直前の状況について、これまで調べたことをまとめてみました。 重要ポイントは奉行所西側の南北の通りの位置と、最大の激戦が交わされた北柵門の位置。この辺りはこれまでの研究でも十分な考察がなされていないと思う。(ただし、…

古文書

鳥羽・伏見の戦いについて調べていて、原史料を読みたくなり、崩し字を勉強中です。内閣文庫に慶明雑録という文書集があって、そこに戊辰戦争時の部隊の報告書などが丸っと集められていて、さらに国会図書館のデジタルアーカイブで読めるのです。慶明雑録の…

口縄坂

昨日の日記にも書きましたが、二上山からの帰り、阿部野橋で電車を降りて少し北上し、口縄坂を見てきました。司馬遼太郎氏の「燃えよ剣」で、土方歳三がお雪さんという恋人が束の間の逢瀬を過ごす場面で出てきます。私はなぜか石切あたりの旅館の話だと思い…

読了、鳥羽伏見の戦い。

各所の戦況の解説をする上で、典拠の原文を引用してくれているので、大変ありがたいです。伏見奉行所を巡る戦いでは、薩摩、会津、新撰組の報告が何だかずれていて、同じ事象について述べているのかすらよく分からない。地図上に当時の地形を再現して、辻褄…

鳥羽・伏見の戦いの資料

先日から興味を持って鳥羽・伏見の戦いについて調べています。書庫を見ると保谷先生の「戊辰戦争」がありました。他の資料は先週金曜日に入手。野口先生の「鳥羽伏見の戦い」を読み始めていますが、かなり詳しいです。直接資料の手記などの重要箇所をそのま…

黒牢城

読了、黒牢城。期待を大きく上回る内容でした。 登場人物達の中身が現代人ではないので、謎解きも通常のミステリーとは勝手が違うのが面白いです。 また、伊丹有岡城の籠城戦の推移の記述としても随分興味深い内容でした。 出版された頃から気にはなっていた…

辛味大根

星岡随筆を読了。美食倶楽部の会誌、星岡の中村竹四郎氏に関連するところを集めたもの。 鷹峯の辛味大根がともかく美味いという記述があって、どうしても食べたくなった。 友人たちに相談したところ、なんと鷹峯の麓あたりにお住まいのSI氏から同級生の直販…

ベーコンなど

今日は朝からベーコン作り。土曜日に塩やニンニクをすり込んで乾かしていたバラ肉3本を燻製にしました。 10時半ごろから始めて、3時ぐらいまで。チップを燃えるぐらいの温度で加熱しているので目が外せず。 お昼ご飯は、家で栽培しているヒラタケ。 終わって…

読了、生命の惑星

上巻は恒星における元素合成や地殻やマントルの話など。下巻は生命の発展の話。最後のメッセージが印象的だった。銀河系に2000万個の技術文明が発生したとしても、その継続時間が惑星寿命45億年のうちの1000年であれば、現在見つかるのは平均4つだけ。そして…

読了 アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」

濃い内容でした。アイヌ語の方言の違いや1905年ごろの状況の考察などが興味深いです。それから、中世から近世にアイヌによる砂金採集が行われていたという説も非常に興味深い。あと、アイヌ語でも料理がまずいことをケラサク(味がない)というそうです。京…

読了 荘園

正体不明だった荘園というものが、少しは分かった気がします。

カジノロワイヤル 読了

読了。大変楽しめました。雰囲気は2006年の映画でもちゃんと再現されていますが、1953年の作品なので、ルシッフェルがソ連のスパイだったり、ボンドの車(ベントレー)が25馬力だったりと、驚くことが多いです。あと、ベルリッツ外国語学校が当時イギリスにあ…

読了、室町は今日もハードボイルド。

堅田の海賊が船客を17人まとめて殺した話よりも、醍醐寺門前町町民大量呪殺事件の方がなかなかに恐ろしかった。

読了、イコン。

なぜイコンが許容されるのかがようやく理解できた。父と子が一体であるため、神の姿は描けなくても、同時に人間であるキリストの姿は不完全ではあっても人の手で描くことができる。況や聖人をや。それにしてもキリストが生きていた時代にキリストの彫像が実…

読了、遠い崖4。

将軍家茂が死去してから、慶喜が4ヵ国の公使と会見するあたりまで。 第二次長州戦争で幕軍がぼろ負けしてやばいというときに、すかさず朝廷から休戦の宣旨を出させるあたりからして慶喜さんはかなり切れ物ですね。それにフランス公使ロッシュはともかくとし…

遠い崖 第3巻 読了

慶應二年のパークス公式着任から、四ヵ国艦隊の兵庫沖進出、小御所会議を経て条約勅許のあたり。イギリス人一行はずいぶん山が好きなようだ。サトウ氏は艦隊の一員として西暦で11/4に兵庫沖に着き、11/9には湊川上流まで散歩、11/10には摩耶山に登り、11/18…

遠い崖第2巻読了

先日の下鴨古本市で購入した本。偶然手に入れたのですが、予想外に面白い本でした。こういうことはネット通販では起こり得ないことですね。 サトウ氏の日記だけでなく、当時の外交文書や他の在日外国人の日記や書簡などを駆使して、外部から見た幕末を描き出…

下鴨神社古本市

今朝は8時過ぎに起きて、Essential 細胞生物学を読む。雨が止んだので、11時過ぎから自転車で下鴨神社の古本市へ。知恩寺の古本市もありますが、やはりこの古本市が一番お店が多い気がします。 どのお店も電子マネーかクレジットカードが使えるということで…

Essential 細胞の分子生物学

m-RNAワクチンも打ってみたし、知識もアップデートするかな、と思って第5版を購入。第1版から22年経っているが値段は変わっていなかった。 内容的にはDNA操作技術のあたりが一番変わったのかな。CRISPR-Cas9などは最近の技術ですし。

読了 天正伊賀の乱

古文書に基づく大変実証的な内容でした。 実質上守護がいなくて、割拠する在地領主によって納められてきた伊賀国でしたが、それが織豊政権と徳川家の天下統一に伴って解体される過程といえます。 天正9年の大軍による侵攻(第二次天正伊賀の乱)で在地勢力は根…

櫻守、読了

向日町の桜園で知った本。笹部新太郎のもとで薫陶を受けた植木職人の生涯。静原の宮大工の半生を扱った凩(こがらし)との合本。馴染んだ土地の出てくる物語が好きな自分にはぴったりの本だった。

ルイ・ボナパルトのブリュメール18日 読了

「クーデターの技術」を読んだ流れで、詰んであった本の中から出してきて読んだ。クーデターの結果ナポレオン3世となるルイボナパルトのクーデターについてカールマルクスが書いた論評。1851年12月にクーデターがあり、本書の初版の投稿が1852年なのでまさに…

クーデターの技術 読了

著者は1898年トスカーナ生まれ、本書は1931年フランスで発刊。第一次世界大戦に参加し、その後イタリア特使の随員として、ワルシャワに滞在中に、ソ連軍の接近とそれによるポーランド政府の混乱を体験。さらにイタリアでムッソリーニよる革命を体験したのち…

5時25分前

推理とは何も関係ないので良いと思うのですが、気になる方は読まないでください。

Mycobook

三条まで福本浩子さんのMycobook展を見に行ってきました。 写真では見たことがあったのですが、実物の立体感は素晴らしいです。 ページが菌糸に押し上げられて曲がり、その隙間から子実体が生えている様子が一冊ずつ違っていて趣深いです。 我が闘争と共産党…

今日の仕入れ

山尾悠子先生の新刊が届きました。素晴らしい装丁です。 このところリバイアサンだとか、資本論だとか割とぎすぎすしたものばかり読んでいましたが、 しばらくそういう世界から離れてゆっくりしたいと思います。新しいスマートウォッチも届いた。Amazfit-GTR…

山三つ

今日はMineさんのご案内で東の方の山三つ。2つ目は京都東部に住んでいた頃、何度か行った山。懐かしいけど全然道を覚えていない。でもくねくねしていて大変面白かった。 ライド中、前輪がすっこ抜けて全方に放り出されること2回。どうもゴムが劣化してきてい…

読了 兼見卿記元亀四年三月から四月はじめまで

図書館で借りた兼見卿記*1ですが、そろそろ返さないといけないので、信長京都放火事件のあたりを書き下しつつ読んでみました。以下、そのメモ。 元亀四年(ユリウス暦1573年) 三月六日 島田秀満云く、大樹と信長に雑説の義有り、その御理のため罷り上がるのよ…

読了 中国の歴史5 中華の崩壊と拡大

私の中で割とすっぱり抜けている三国時代の後、隋が統一を果たすまでの期間。 三国時代の終わりに晋が統一を果たして、司馬炎が皇帝になってやれやれと思いきや、その後300年近くも混迷の時代が続く。後漢末の混乱期からだと400年。 やたらと国ができては消…