乗車日記

自転車ときのこ

暗峠

なんの因果か土曜日の朝から生駒山麓の石切のホテルでお仕事。石切というと自転車乗り的には日本一酷いという国道が走る暗峠。ただ行って帰るのもつまらないので、早起きして自転車を持っていくとにしました。

まあ京都からは1時間強。8時前には着きました。困ったのは自転車の組み立て。駅前が異常に狭いのです。4平方メートルぐらいしかありません。仕方がないので、布教活動をしている宗教家の方のとなりで組み立て。

まあお仕事はホテルセイリュウでお昼まで。ここはかなり良い景色です。夜景は本当に綺麗らしいです。

そのあと着替えて、フロントに荷物を預けて、暗峠へアタック。標高差400mのコンクリのまるまるがついた舗装です。10年ぐらい前にもBrian氏ときたのですが、その時は筋力が足らず、途中で登れなくなりました。今回は最近2年間のK坂アウタートップ(超重いギヤ)トレーニングがどう効いているかというところです。


まあとても国道には見えません。これが高低差400mに渡って続きます。

結果としては、筋力はOK。しかし心肺機能が足りません。まっすぐ登れるのは登れるのですが、すぐに心臓が打ち止め。ゆっくり登れば良いのですが、自転車はある程度速度がないと走れません。途中から蛇行して登ることを思い出して、少しましになりました。

まあ何度足をついたかわかりませんが、前と違うのは急坂でも再発進できるということ。前回は筋力もなく膝も痛くて、ゆるいところまで押していかないと再発進できませんでした。

喉カラカラで水場に至り、飲んだ後によくよく見ると、水質に問題ありとのこと。取水口の近くに書いて欲しいところです。水場を過ぎると緩くなり、一気に峠へ。


峠の茶屋でかき氷をいただいて、降ってホテルに戻ります。

山の間からビル群が見えるのが不思議です。

ホテルで温泉に入って少し回復した後、司馬遼太郎記念館へ。今朝、google mapをみて思いついた計画です。

妙な交差点を通って、万葉仮名のような名前の交差点を通ります、

そして到着。

休館って???そんな話、聞いてませんよ。。。
中には入れませんでしたが、緑の多いお家で、司馬さんの新たな面を知ることができました。
実は、「燃えよ剣」で伏見で敗れて大阪に逃げた後、土方さんが一度だけ休暇を取った際に石切あたりの旅館に恋人と行く話があったはずでそれを確かめたかったのですが。。。
計画変更で四天王寺へ。廏戸の御子、聖徳太子創建と言われているのに一度も行ったことがないので。

入ってみると、東寺とそっくりですね。まあ古代寺院の違いなど私にはよくわからないわけです。
さらに思い立って、真田丸のあたりを探索することに。
上町4丁目まで上がります。その間、鉄道忘れ物の店というのを見つけて、折り畳み傘を購入。実はよく鉄道で傘を忘れます。なんと定価200円。

真田丸ですが、上町台地の南北の稜線からは少し下がっているようです。北辺には確かに不自然な高低差。プラタモリでやっていたのを、実感しました。



このあたりをぐるぐる。東と南は割と大きな高低差。

西側は上町台地のがあるだけに少し高低差が少なくて守りにくそうです。それはともかく、印象は意外に広いということ。20年ほど前に歩きできた時は広く動き回れなかったので、広さがわからなかったのです。

あとは堺筋まで出て、長堀橋で地下鉄に乗って京都へ帰りました。


家に帰って燃えよ剣を読み直すと、恋人との逢瀬のお話は上町台地四天王寺の北東、口縄坂でのお話でした。

あと、大阪で見た面白い建物。




こんにゃく1円は凄いです。



で家に帰って読み直してみると、四天王寺の北西あたりの上町台地の口縄坂のお話でした。