乗車日記

自転車ときのこ

可変シートポストメンテナンス

昨日のライドの最中、また可変シートポストの動きが悪くなった。全然動かないわけではいけれど、伸縮の速度が先週のメンテ後よりもかなり遅くなっている。おかしな事に、山を降りて帰宅途中にまた素早く動くようになっていた。朝は涼しく、帰りは熱々だったので温度の影響が考えられる。
それと先週もらったMK氏からのアドバイスについて考えていた。それによるとスピードアジャスターを低速側に回しきってからオイルを入れると良いとのこと。
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このスピードアジャスターそもそも何をやっているのか?圧縮空気ラインからの類推で、制御オイルの流れやすさを制御しているのかと想像していたが、制御ボタンの重さは変わらないのでどうも違う。KM氏のアドバイスからようやく解った。

これは制御オイルラインの長さというか体積を変えている。高速側に回すとオイルラインの体積が減るが、オイルの体積は減らないので、その分、本体側のバルブが押されて、伸縮機構が動く寸前の状況になり、少しボタンを押すだけで機構が動作する。そのバルブは大きく動かすほど、伸縮を制御している本体内部のオイルか空気の流れやすさが大きく変わって素早く伸縮する。低速側に回すと制御オイルラインの体積が増えて、本体側のバルブがより押されていない状態になる。

よく解っていなかったので、高速側に回し切った状態でオイルを追加していたが、これだと最小の体積のオイルを入れる事になるので、少しでもオイルが抜けると、本体の動きが悪くなる。また、先週メンテしたときはさらに熱々の状態で作業していたので、オイルが熱膨張していたはず。日光が当たった時のオイルラインの温度は50ぐらいに達していたのではないだろうか?すると、明け方、気温が下がるとオイルが収縮してバルブ動作に必要なだけ押し込むことができなくなる。アジャスターを回してもラインの体積が増えて、さらに動きが悪くなるだけ。それに陰圧になっていると、外から空気が混入しやすくなるはず。

このような仮説のもと、アジャスターを低速側に回しきってから、オイル追加ポートに注射器をつけて、オイルを追加。その際、ラインに空気が入っていた可能性もあるので確認。僅かに泡が出てきたので空気混入の影響もあるが、温度依存性からしてオイルの膨張収縮も関係あるはず。あと、気圧も。

ともかく、アジャスターでオイルラインの体積を最大にして、ボタンも引っ張り出せるだけ引っ張り出して、オイルを入れてポートを閉めた。これだと多少オイルが漏れても、アジャスターを高速側に回すことで補償できるはず。まあ今後のライドで検証していきたい。あとはサスペンションの空気圧が若干高めな感じがしたので調整。4.0barから3.6barに下げる。

そのあと、9時半ごろに家を出て、長女と神戸国際ホールへMETライブビューのトスカを見に出かける。センタープラザの地下の吉兵衛さんでカツ丼を食べてから鑑賞。カツ丼は旨く、オペラは濃厚。
https://www.shochiku.co.jp/met/program/88/
ソニヤ・ヨンチェバ:トスカ
ヴィットリオ・グリゴーロ:カラヴァドッシ
ジェリコ・ルチッチ:スカルピオ
ドラマチックですね。アリアが素晴らしいです。
妙なる調和、歌に生き愛に生き、星は光りぬ

帰りに寄り道をしようかと思っていましたが、台風ですごい風と雨になってきたので退散。
ターメリックひよこ豆コリアンダーシードとパプリカだけ買って帰りました。
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帰宅してからカレー作製。アジョワンを入れてナス主体のカレーにしました。
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ラニさんのレシピです。
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結構美味しくできました。スパイスの香りを油に移すあたりが上手くできるようになってきた気がします。