乗車日記

自転車ときのこ

連休初日:流氷と民博

連休中、昼間は割と忙しくて、夜はお酒を飲んで寝てしまうのでブログの更新ができていませんでした。今頃になって思い出しながら書いています。
初日の7月22日、友人がオホーツク海から流氷を持ってくるというので、伊丹空港まで自転車に乗って見に行きました。5時半出発の予定がうだうだしていて6時過ぎになりましたが、8時ごろには到着。途中、長岡京勝竜寺城を外から見ました。
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このお城、ずーっと前から名前は知っていて、近くに住んでいるのに中々行く機会がなく、今回が初見。思っていたよりずっと立派です。

空港では流氷を見て、上島コーヒーでモーニング。友人としばらく話して、お土産を買って離脱。後で食べましたが、このししゃもも蕎麦も羊羹も絶品でした。
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帰りに思い立って万博公園民俗学博物館へ。30分で着きましたが、まわりが高速道路のようで中に入るまでが一苦労でした。
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太陽の塔の内部見学ツアーにも惹かれましたが、あまりふらふら目的を変えてはいけないので、博物館へ。
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子供の頃から何度も来ていますが、最後に来たのは多分20年ぐらい前。展示も変わっているし、自分の捉え方も変わっているので全てが新鮮でした。
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京都で収集されたチラシのコーナーが面白かったです。私も愛用している石野味噌のチラシや、山に行く時によく通る嵯峨野の鯉茶屋のチラシがあったりして驚きました。あと日本に永住した外国人が語るビデオのコーナーというのがあって、思いを聞けるというのが良かったです。
10時ごろに入館して、出たのは3時前。堪能しました。冷房が気持ちよくて映像コーナーで寝ていたというのもありますが。

次は高槻の今城塚古墳の併設博物館へ。先日も来たのですが、実は特別展の一週間前だったということがあり、悔しかったので再訪です。
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特別展では、この古墳で出土したほぼ全てのタイプの埴輪が集められていて、詳しい説明もあり見応えがありました。前回は存在を知らなかったミュージアムショップも見つけ、古墳とは関係ない高槻でとれたじゃがいもときゅうりを買って出発。

西国街道を走っていたら、遠い昔に見た光景が目に入ってきました。桜井の宿。これも20年以上前に神戸から京都に帰る途中で偶然見たもの。当時から太平記はよく読んでいました。
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この碑を見て、戦前の教育において太平記がどのように使われてきたのかということを改めて感じたわけです。私には忠孝の称賛というよりは、やり過ぎ感や虚しさあるいは狂気を表現しようとする作者の意図が伝わってくるのですが。
巻の十六、正成兄弟討死のこと:
正季、カラカラと打ち笑うて、「七生までただ同じ人間(人間界)に生まれて朝敵を滅ぼさばやとこそ存じ候え」
正成、よに嬉しげなる気色にて、「罪業深き悪念なれども、我も斯様に思うなり。いざさらば、同じく生を替えて、この本懐を達せん。」

それはともかく、この日は買ってきた燻製風味ししゃもでハイボールを空けて、ころっと寝てしまいました。
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