乗車日記

自転車ときのこ

坂本城、西教寺、大津市歴史博物館

坂本城の三の丸の石垣と思われるものが発掘されたということで、現地説明会に行ってきました。大変な人気で、入場整理券を手に入れるのに2時間近く並びました。
石垣はかなり綺麗に残っています。高さはかなり低い。舟入らしきものがあり、また櫂の様な木製品が石垣の外側の堀から発見されたということです。調査結果がまとまるのが楽しみです。





整理券をもらってから現地説明会まで時間があったので、西教寺雛人形展も見てきました。昭和45年?ごろの2階建てのバブル雛が面白い。他にも男雛など、珍しい雛が多数あってとても時間が足りませんでしたが、3時から説明会なので泣く泣く移動。




現地説明会の後は大津市歴史博物館に移動し、源氏物語と大津展で大和絵などを鑑賞。展示替えもあるらしいのでまた行きたいものです。


家まで走って帰る予定でしたが、雨が降ってきたので長等商店街に逃げ込みました。大津絵風の影絵?が商店街中に掲げてあって良い雰囲気です。漬物と金柑と干し柿を買い、大津駅から輪行して帰りました。


読了、パレスチナ戦争。

昨年末に出版された本。原著は米国で2020年に出版。この100年間のパレスチナ人の状況が詳しく述べられている。イスラエルのやっていることが植民地への入植と同じであるという分析は頷ける。またオスロ合意以降、パレスチナ人の立場が非常に悪くなったということが理解できた。
特に前半は予備知識がないと読みにくいが、インターネット検索で補いながら読み終えることができた。2020年の時点での、パレスチナ人が目指すべき方向性も議論されており、今まさに読むべき本だと思う。訳者・編集者もそういう危機感を持って仕事に取り組み、この短い間に日本語版が出版されることになった。敬意を評したい。