乗車日記

自転車ときのこ

2023-01-01から1年間の記事一覧

読了、シャーロックホームズとシャドウェルの影

クトゥルフとシャーロックの組み合わせ。ワトソンのアフガニスタンでの体験談や大英博物館封印書籍部での調査のくだりなどが私のツボに嵌りました。

Two rabbits brewingのランニング会

土曜日は近江八幡にあるTwo rabbits brewingのランニング会に行ってきました。 参加者十数人。2時スタートで10kmほど走り、そのあと缶ビールで乾杯。(走ると缶ビールを一本もらえます。) さらにパブに移って、近江八幡の左義長祭のことなどをお聞きしながら…

読了、ホロコーストからガザへ

2009年の本だが、同じことがまた繰り返されている。著者はユダヤ系アメリカ人で、両親はポーランドにあった強制収容所の稀有な生存者。戦後、サラ・ロイ氏の母はアメリカに行き、その姉はイスラエルへ行った。そのためイスラエルの親戚を訪れることも多いと…

読了、藤原道長「御堂関白記」を読む

自筆本を読むことの意義を知った。墨の薄れていく様子から何日分をまとめて書いたのかが推測でき、取り消しや間違いの具合から書いているときの心の動揺を推測できる。また、紙の面裏の使い分けも意図がある。そして、道長が仮名で記していた自分の台詞や相…

読了、土の本三冊。

読了、大地の5億年、育つ土を作る家庭菜園の科学。再読、土とはなんだろうか。 右端の本は最新情報が充実。不耕起栽培や香木による休耕などの少し明るい未来も見えます。玉露を甘くするために大量のの窒素肥料が使われているという話は衝撃的でした。真ん中…

読了 イスラエルの起源

実はこちらの方を「物語 イスラエルの歴史」よりも前に読み終わっていた。広義の意味でイスラエルの建国に関わったシオニストたちの心理的側面を、個々人の自己を構成する複数の側面の協調や対立の観点から詳しく分析した本。特にロシア帝国に生まれ、シオニ…

読了、物語 イスラエルの歴史

2008年出版の本。著者の専門はエルサレム史。 旧約聖書の時代から、1993年のオスロ合意、その後の2003年の中東和平構想ロードマップまでが記述してある。最新情報を除く全体像が把握できるという点で有用な本と言える。著者の専攻は古代史と推察され、ユダヤ…

今日の昼食と仕入れ

冥土の飛脚

身請けの為に店の金を使い込む駄目男と女郎のお話しです。ただし男女とも覚悟が決まっていました。生き永らえる僅かな間だけでも添い遂げようと。「色であひしは早や昔。今は真身のめおと合ひ。恋は今生の先の世まで、冥土の道をこのやうに手を引かうぞや、…

サタデー・フィクション古本まつり

アップリンク京都でサタデー・フィクションを鑑賞。1941年12月1日からの7日間の上海を舞台にしたモノクロ映画。迷宮の如く繰り返されるモティーフ。突如牙を現す剥き出しの暴力。全ては明かされない謎。色々と刺激的な映画でした。 その後、百万遍知恩寺の古…

今日の仕入れ

読了、天井のない監獄、ガザの声を聞け。

2019年5月に出版された本。 イスラエルによる経済封鎖の結果、若者の失業率は60%を超える。ガザの若者に今一番欲しいものは何かと聞くと、必ずと言っていいほど「dignity, 尊厳」という答えがあるそうです。また、銃撃による負傷者治療の実際の状況も詳しく…

今日の仕入れ

今日の仕入れ。吉田神楽岡の午睡書架にて。

読了、アフリカ史

読了、アフリカ史。1970年代に書かれた本ですが、人類誕生から第二次世界大戦後の読了、内戦まで詳しく記述されています。今日、烏丸通りの書店で歴史書のコーナーを覗いてみましたが、アフリカ通史が一冊もなかったのは驚きでした。

読了、新宗教と巨大建築

読了、新宗教と巨大建築。教義と建築の関係、歴史的経緯なども詳しく述べられていて、読み応えのある本でした。天理教の建物、都市計画、およびMiho Museumの詳細を知ることが出来たのが一番の収穫です。破壊される前の大本教のユニークな建物群も興味深いも…

承天閣と泉屋博古館

土曜日は中秋の名月の名残を見つつ朝ライド。続けて、承天閣で若冲と応挙を見る。夜は球磨焼酎。 日曜日は微風台南で担仔麺と排骨炒飯と豆花。美味い。 手榴弾消火器というものが置いてあって驚きました。 泉屋博古館で現代工芸と古代青銅器のビエンナーレ。…

熊本出張

先週は熊本に出張していました。あると小回りが効くので、ブロンプトンも持って行きました。 新鳥栖の後にすぐに久留米に止まったのには驚きましたが、博多から熊本までたったの40分。随分と速いです。 熊本駅から会議場まで、ブロンプトンで町を見ながら移…

読書キャンプ

9月16日は朝ライドののち、テントと本を持って近くの山へ。 雑念を払ってひたすら本を読んでいました。ヘッドランプがあると、暗くなっても本が読めます。街中は暑いですが、川の側は涼しい。京極先生の新作を2日間、堪能しました。 日曜日の夜は一旦家に帰…

最近の仕入れ

兵庫陶芸美術館、有馬温泉、Open Air

昨日は三田の少し向こうにある兵庫陶芸美術館(住所は篠山市)に行ってきました。日本工芸会陶芸部会50周年の記念展をやっています。私の写真ではよくわからないと思いますが、ともかく超絶的な陶芸がこれでもかと言うぐらい展示してあります。とても受け止め…

ベトナム料理

昨晩はアップリンク京都で「兎たちの暴走」を見てから、ベトキッチンさんでチャーカーと言う料理を頂きました。揚魚の旨みとディルの香りにピーナッツ、そして発酵エビがベースのたれ。これに淡白なブンがよく合います。大変美味でした。

彦根梨

土曜日は朝ライドの後、彦根の荒神山へ。農協のお店で梨を買い、曽根沼公園にテントを張ってから醸造所へ。ビールを飲みつつ読書。夜は少し寒いぐらいでした。真冬より人が少ないのが不思議です。 翌朝は湖岸の道で琵琶湖を眺めつつ、近江八幡へ。途中、前田…

粘菌ときのことお茶会

今日は宝塚文化芸術センターで粘菌ときのこのイベントを見てから、Kさんのお茶会へ。川根茶、文山包種、キームン、バラスンのファーストフラッシュ、徳島の日本茶とお米、烏龍茶、金長狸親分のお菓子、タルト、スコーン、月餅、ドリアンのお菓子など色々とご…

山ライドと川読書

今日は10時ごろから山に行きました。良い景色ですが、汗が1リットルぐらい出て、溶けてしまいそうでした。ピークへは行かずに川に降りて夕方まで読書。川は足が攣りそうなぐらい涼しいです。きのこを見つつ帰宅。 別件ですが、無くなってしまって大変困って…

今日の仕入れ

友人のTさんに触発されて、「前田慶次と歩く戦国の旅」と「前田慶次道中日記」を入手しました。後者は山形の古書店から取り寄せましたが、切手を沢山貼った小包を久しぶりに見ました。米沢市のガイドブックも付いて3000円とお得です。道中記はさわりを読んだ…

昨日の仕入れ

昨日の仕入れ。是害坊絵巻の元ネタが載っている今昔物語を丸善に買いに行ったら、案の定、色々と欲しい本が出てきた。夏休みに数冊は読んだし、プライマリバランスはギリギリ保てると思う。 本屋から帰ってフォーを作って食べた。

読了 蒙古襲来絵詞復元

二度の元寇のあと、肥後御家人竹崎季長が作製させた蒙古襲来絵詞。長らく歴史から消えており、戦国時代末期になってから名和家から大矢野家へ嫁入りの際の化粧料として現れる。その時点ですでに巻物ではなく、詞書も絵も順番が不明なところが多数。失われて…

九州旅行4日目

九州旅行4日目。8時ごろ起きる。昼頃まで伯母の家でゆっくりして、直方12時28分発の電車で門司港へ。古い建物が残っている。駅自体に加えて、旧大阪商船や三井倶楽部など。そして、旧大連航路上屋という建物に出会った。シンプルで美しい。ここから船に乗っ…

九州旅行3日目

唐津6時50分の電車で佐賀へ。佐賀駅で降りて吉野ヶ里まで自転車。佐賀平野の広さに驚く。吉野ヶ里遺跡も非常に広くて、再現建築が多数ある。厳重な柵と堀と物見櫓。物騒な世の中だ。まつりごとを行う主殿は柱が十六本の大きな三階建の建物。甕棺の実物なども…

九州旅行2日目

九州旅行2日目。福津の宿を出て博多へ。文永の役で元軍が占拠した麁原山を見てから、生の松原の元寇防塁。唐津まで電車。東松浦半島を横断して鷹島へ。風力発電所が多い。途中、昼食は寿司。松浦市埋蔵文化財センターで引き上げられた元の戦艦の部材や「てつ…