乗車日記

自転車ときのこ

2024-01-01から1年間の記事一覧

読了、ロペスピエール

読了、ロペスピエール。彼が、代表者と人民の透明な関係を生涯をかけて追求していたことを論じている。私自身は法律家である彼が恐怖政治に至る過程を知りたくて読み始めたが、むしろ現代の代議員制における両者の関係を考える上で参考になった。

読了、台所に敗戦はなかった

読了、台所に敗戦はなかった。古い婦人雑誌や料理本を集めた著者が、実際に作ってみるとともに、社会的・文化的背景について考察した本。西洋料理が家庭に受け入れられていく過程と、戦争による食料品欠乏の中で食生活を維持する努力。この二つが大きなテー…

iPhoneの画面交換

先日の画面交換以来、iPhone SE2のタッチパネルの誤動作が多くてイラッとすることが多かったのですが、再交換が面倒なので騙し騙し使っていました。本日、意を決して交換。さくさく打ち込めるようになって快適です。Kenbowさんの動画のおかげで、難しい作業…

読了、検証 大阪維新の会

読了、検証 大阪維新の会。クラウドソーシングによるアンケートや、財政支出や地価変動等の全国平均からの偏差値等を使った分析。分析自体は客観的で大変わかりやすい。都合の良い情報だけを抜き出したりしていない。対象者が少ない支出を削るのはポピュリズ…

読了、婚活マエストロ

読了、婚活マエストロ。少しずつ暖かくなるのが心地よい小説でした。

読了、新 魚の経済学。

読了、新 魚の経済学。日本の漁業の経済的状況について12のテーマで分析されている。2020年施行の新漁業法で漁獲量の個別割り当てが始まっていること、魚の重量のうち45%はアラになるが、加工工場ではそれが殆どすべて魚粉や油などとして再利用されているこ…

読了、ナポレオン戦争[上]

読了、ナポレオン戦争[上]。イタリアや南ドイツの戦役までは現代の地図で場所や地形を辿れるが、現在のポーランド領域、アイラウやフリートラントの戦いでは、当時のドイツ風の地名が消え、全く異なる地名になっているため、現代の地図ではさっぱり場所が分…

上越新幹線

上越新幹線から見た赤城山と榛名山と碓氷峠のあたり。群馬県を通るのは初めてのような気がします。どの山も沢山ピークがあって、私がイメージしていた風景と違いました。地図読みが難しそうです。

読了、中世ヨーロッパの色彩世界

読了、中世ヨーロッパの色彩世界。12~15世紀においては色によるメッセージ表示が強く意識されており、現代とは感覚が違う。メッセージの中には差別的表示も含まれる。色の持つイメージは時間と共に変化しており、社会的要素だけでなく、その色の美しい染色が…

講演会「その後の物集女氏」

昨日は江戸時代の物集女氏の行方についての講演を聞いてきました。西岡(桂川の西側の地域)の有力者物集女宗入は、信長に西岡の支配を任された細川藤孝に頭を下げず、その結果謀殺されて一族は離散します。乙訓ふるさと研究会の中西先生は、その後の一族の行…

読了、愛と歌の中世-トゥルバドゥールの世界

読了、愛と歌の中世-トゥルバドゥールの世界。神楽岡の午睡書架さんで購入して積んであった本。先日の吟遊詩人妙遊さんのアーサー王伝説の歌の会のあと読み始めた。南仏オック語圏の愛の歌。初期はそうでもないが、徐々にプラトニックな雅の愛へと洗練されて…

読了、203高地

読了、203高地。2010年以降に発見された第三軍司令部幕僚の日記等の新資料も用いた実証的研究。外からの伝聞記録ではなく、ロシア側も含む作戦指揮の当事者の記録による分析がなされている。旅順要塞の物理構造についての記述も詳細だった。日を置いてもう一…

神戸

神戸の実家に帰っています。 台湾屋台飯BaDouYauでツォンジュワピン、大根餅、黒白切、緑豆麦ぜんざい。どれも美味でした。 その前に、ヴイノス神戸で立ち飲み。修道士の赤、深い余韻が良いです。

読了、西太后に侍して

読了、西太后に侍して。1903年から1905年にかけて西太后の近辺に使えた女官が1911年に米国で出版した本。個人としての西太后の素顔が垣間みられる。また、光緒帝が権利を奪われて常に監視されている様子がよく分かる。

紫陽花

万博公園で紫陽花を見てきました。

読了、西南戦争 民衆の記およびDV8(deviate)

読了、西南戦争 民衆の記。2018年出版。昨年、熊本で買った本の一つ。村ごとに供出を割り当てられる軍夫や物資、焼かれる家々といった話から、兵隊に物を売って儲ける人々、丘に上がって戦争を見物する民衆等々、戦争の多様な側面が記述されている。政府軍の…

読了、バクトリア王国の興亡

読了、バクトリア王国の興亡。世界哲学史のミリンダ王の問いからバーミヤン展を経て辿り着いた。BC334年からのアレクサンダー東征の後、現在のタジク、アフガン、パキスタン地域に200年以上存続したギリシャ人の王国の物語。ヒンズークシ山脈の北側で発見さ…

読了、世界哲学史第7巻

読了、世界哲学史第7巻。ヘーゲル、ショーペンハウアー、ニーチェ、フランス革命、ダーウィン、マルクス、ガロア、リーマン、ヒルベルト、プラグマティズム、スピリチュアリスム、近代インド、日本の文明開化。次第にこの世界の外側がなくなって、意思や意識…

読了、田原坂

読了、田原坂。1973年出版の本(今回購入した増補新版は2018年出版)。昨年の旅行の際に、熊本の長崎長次郎書店で何気なく手に取って購入しましたが、予想を遥かに超える重厚で緻密な本でした。明治十年二月の西南戦争勃発から、熊本城が解放されて西郷軍が人…

読了、成瀬は天下を取りにいく

読了、成瀬は天下を取りにいく。西武大津店のネタに惹かれて買いましたが、全編楽しめました。なかなか突き抜けた主人公です。また、主人公に関わる人々についての丁寧な描写も良いです。続編もぜひ読みたい。

読了、京都の中世史第1巻摂関政治から院政へ

読了、京都の中世史第1巻摂関政治から院政へ。法勝寺を始めとする大規模寺院群が、受領にこれ造営をさせてその褒美に国司再任、これにより院の権力が維持され、受領には富が回り、その代価に諸国の富は京都で蕩尽されるという循環を回すために必要なものだっ…

読了、世界哲学史第六巻

読了、世界哲学史第六巻。近代に至って感情が重視されるようになってきた。完全なる理性には自己選択、あるいは自由意志は残らないのかも知れない。江戸時代の「情」についての議論が、現代の「共感」をより詳しく分析する上で有用という提言は示唆的。

TAIWAN PLUS2024

今日はみやこメッセで開催されていた台湾フェアに行ってきました。 マジョリカタイルのコースターを仕入れる事ができて嬉しいです。茄子の箸入れも面白い。 西院のBuu's brewingでビールを1.5杯飲んでから帰宅。

中之島薔薇園

中之島の薔薇園に行ってきました。 東洋陶磁美術館の復活と大江ビルジングの無事も確認。昼からは友人のKさん宅でお茶会でした。 ピュッタボン・ファーストフラッシュ水出し、伊勢のブレンド緑茶、阿里山、文山宝珠、焼津の極上玉露、マルディラン・ファース…

読了、文天祥。

読了、文天祥。南宋最後の宰相で自分の生き方を貫いた人。戦前の教育を受けた人には馴染みがあるらしいですが、私は全く知りませんでした。 臨安や襄陽の様子が見てきたように、南宋の内部状況も手に取るように描写されています。宋代史専門の先生が書かれた…

読了、奇病庭園

読了、奇病庭園。折り重なる幻想的なモティーフが収斂して行くさまが心地よいです。他の作品も読んでみたい。

読了、ルバイヤート

読了、ルバイヤート。酒を愛する迷える者にぴったりの本です。昨年読んだフィッツジェラルドからの韻文訳よりも、こちらのツゥーサンからの散文訳の方がしっくり来ました。解説ではさまざまな翻訳版の比較がなされています。

ブロンプトン改造

ブロンプトンにAliexpressで見つけた新パーツを取り付けました。後ろフレームのブリッジ部に取り付けると、中途半端にシートポストを伸ばした状態で持ち上げても折り畳み状態を保つことができます。 このシートポストを伸ばした状態は折り畳んだ上でごろごろ…

読了 世界哲学史4巻まで

日曜日のことですが、ちくま新書の世界哲学史全8巻のうちの4巻まで読み終えて、5巻目に入りました。5巻目でようやく中世が終わりつつあります。世界と言いつつ西洋が多いのですが、まだ超越的な神と理性の折り合いをどうつけるかの格闘が続いています。イス…

日本酒勉強会、日吉山王祭

昨日は友人主催の日本酒勉強会。6時間かけて六種類もの日本酒を堪能しました。 今日は近所のパン屋さんでジェラートを食べてから、坂本の日吉山王祭へ。きらびやかな神輿と冑姿の皆様。婆娑羅な着物と扇と金色の神輿が夕陽に映えて綺麗でした。帰りにたまた…