乗車日記

自転車ときのこ

サバイバル

掃除の後、MO氏は仕事へ。残る3人と遅れてきたAZ氏と合流し、ARYへ行くことになった。というか私が行きたかった。しかし、コースは2年前に一度行ったきりで、余りよく覚えていない。林道をずいずい上るところは良かったが、そこから谷を上っていく分岐を間違えた。川を北へ渡って谷にはいるのは何となく覚えていたので、よく似たところを見つけて入ってしまったが、後で考えれば地図で確認しておくべきだった。
 しばらく行くとめちゃくちゃ急になり倒木も多く、人があまりは行っていない雰囲気が出てきた。方角も西へ行くべきところが、だんだん東にずれつつある。しかしすでにかなりの距離を担ぎ上げており、今更間違っていましたとは言いにくい雰囲気。まあ、多少ずれていても目指す尾根にはいけるだろうと思い、そのまま行くことにした。
 進むにつれて道はだんだん希薄になり、ついに大きな岩に突き当たって無くなってしまった。しかし見上げると空の見え方はだいぶん尾根に近い感じ。偵察のため、自転車をおいて左手の急斜面を上っていくと、確かに尾根に到着。荷物を置いて引き返し、残りの人と一緒に自転車を担ぎ上げた。
 せっかくたどり着いた尾根だが、あまり人が入っていない感じ、倒木も多い。しばらく行くとまた道が無くなってしまった。なんとなく右手の下りに道らしきものがあったので入っていくと、ようやく綺麗な幅の広い道に合流。ほっとした。このまま山の中を彷徨うことになったらどうしようかと思っていた。
 あとはこの道を楽しく下った。正確には決して広いわけではないのだが、さっきまでに比べるとすばらしい道である。時間が無くなったので当初のルートではなく、近場に降りることにしたが、これもなかなかスピードのでる楽しい道だった。
 というわけで終わりよければすべてよしという感じでライドは終了。しかしもっとちゃんと地図を読まなくてはいけない。しばらくさぼっていたので能力が落ちているようだ。