乗車日記

自転車ときのこ

スワロウテイル人工少女販売所 読了

表紙の絵とは裏腹に、思いがけず、かなりのハードSFだった。テーマもなかなか重い。今年自分が読んだ中ではかなり上位に入る出来栄え。作者は心理学系の出身ということで心のことが大きなモチーフとなっている。古典論の決定論的世界は自分の信条とは異なるが、こういう話もあってもよいかとおもう。あと作者は沖縄出身とのこと。紅型展と言い、なんだかこのごろ沖縄が絡んでくることが多い。