乗車日記

自転車ときのこ

観世会館

今日はライドなしで観世会館へ。スーツを着てシクロ車で行く。ロードだと銀ぴかの靴になってしまうのでまずい。御池通で明治維新の長州隊が練習しているのを見る。時代祭が延期で今日開催になっていたのだった。
 予定通り早めに着き、2階自由席で最前列を確保。今日の演目は木曽、求塚、恋重荷。謡本を持って行き、さらに予習もしておいたので、言葉はほぼ分かった。
 木曽は思いの外面白かった。覺明の黒い着物と白い鳥の模様、白い頭巾の対照が美しい。舞の中でポイントごとに袖の中の白色が強調されて綺麗。
 求塚は後半もっとおどろおどろしい動きを想像していたので、ちょっとイメージと違った。予習はいいが、思い込みを持ちすぎるのはよくない。
 恋重荷は前回の演目にも入っていた。今回の方が自分には合っている感じがした。シテの老いの衰えとプライドの入り交じった動きが絶妙。亡霊になった後も怖そうでどこか弱々しいところを残している。
 それにしても、プログラムがきちきちに詰まっていて、昼食時間が20分しかないのはどういうことだろうか?おにぎり二つしか食べられなかったので、夕方かなりお腹がすいた。