乗車日記

自転車ときのこ

龍井茶入手


昨年中国広州に行った時、心残りだったのはお茶が買えなかったこと。街を歩いていても、茶葉の店には出会えませんでした。今回の杭州は、バスやタクシーに乗っていると、お茶の看板を出している店をけっこう見ます。喫茶所も結構あって、さらに「戎みたいな字」井茶の新茶が出ているというチラシが貼ってあります。そこで昼休みに出かけて、適当に店を選んで新茶購入を試みて見ました。家族経営っぽい店で、言葉が通じないのでグーグル翻訳で「新茶ください」を翻訳してもらって見せるというやり方です。グーグル先生によると新茶はそのままshin-chaのようなので、翻訳を見せながら新茶を連呼。
入った時は怪訝な顔をされたのですが、新茶が通じたようで、店員さんが笑顔になって茶壺を開けて香りを嗅がせてくれます。濃厚なしっかりとした香り。これはかなり良いものです。二つ見せてくれて、一つは1斤1050元、もう一つは530元と書いてありますが、1000元って確か2万円ぐらいです。1斤は何グラムかわかりませんが、神戸の本町の中華街の烏龍茶店も確か100g単位の値段が書いてあったはず。中国茶は凝り出して家を傾ける人もいると言うし、これは有り金を全部叩いて無理かなと思ったんですが、試しに100元出すとなんかいける感じです。袋を出してきて結構ザクザク詰めてくれました。秤を見ると108g。1斤というのは後で調べたら500gでした。それで、缶に入れて、手提げ袋もくれました。手提げ袋には「西湖龍井茶」。「戎みたいな字」は龍の略字だったわけです。杭州龍井茶の本場と聞いていたのに、おかしいなとは思ってたんです。確かに龍の字は書くのが面倒臭いですよね。