乗車日記

自転車ときのこ

霧ライド

土曜日、霧の中、山に行ってきました。


京都側からしてすでに霧の中。

登って行くと霧の上に。雲海で谷が埋まっています。ここだけみるとずいぶん高い山に来た感じがしますが、せいぜい標高400メートル。
ここから一気に下るボブスレーコース。緊張感と恐怖感と爽快感の入り混じった感覚。登るのに1時間ぐらいかけて、下るのは5分ぐらい。でも、やめられません。
西側に出てみると、さらに濃い霧。

少し離れると見えなくなる感じでです。もう一山上るという、仲間と別れて舗装路で帰宅。車に追突されないか心配でした。
お風呂でうとうとして、昼からお仕事。帰宅してからお掃除。超軽量掃除機が来たので気分が高揚しておりました。寝られないので、0時を過ぎてコンビニに行き、ハイボール買って飲んで寝ました。

今朝は朝食前から古紙回収で新聞紙や雑誌や段ボールを大量に出して腹ペコに。ずいぶんと片付きました。
それから読書。夕方、ワインを買って来て、子供とゲーム。


カタンの開拓者とプエルトリコ。それからクアークスもやりました。
カタンは新大陸開発ゲーム。プエルトリコプランテーション経営ゲーム。クアークスは進化シミュレーションです。ワインはOCHOA CALENDAS、ナバーラのワインです。重めで良い感じ。

超軽量掃除機購入

職場で使ってるダイソンV8が便利なので、コードレス掃除機が欲しくなっていた。色々迷ったが、子供や妻でも扱える超軽量機にした。ダイソンは2.5kgで、私でもちょっと重い。購入したのはシャープのラクティエアー。カーボンパイプ採用でなんと1.5kg。めちゃくちゃ軽い。


軽いし、コードもないので、思い立った時、ゴミが気になった瞬間に掃除ができる。パイプが細いのも良い。隙間ノズルをつけた時、パイプ自体も狭い空間に入って行くことができる。吸引力はダイソンよりは弱い。けれどもフローリングの床なら全く問題ない。
そして、ディスプレイの裏とか、家具の隙間とか、階段とか、冷蔵庫の上とか、ともかく小回りが利くので、サクサク掃除ができて楽しい。ゴミ溜めカップは外して捨てないといけないので、ダイソンよりは手間がかかる。
椅子に引っ掛けて置くためのゴムの出っ張りも付いていて、これは掃除の途中や終わった後において置くのに大変便利。バッテリーが外付けで、また交換バッテリーが安いのも好感が持てる。
考えてみると液晶テレビ以来シャープ製品を買っていなかったが、徒らにパワーを追うよりも、軽量化で使う機会を増やすという方向性はまさに目の付け所がシャープ言って良いとおもう。まだ1日しか使っていないが、自分の中では、PC-1500、X68000と同じレベルの評価を与えて良いかもしれないと考え始めている。

五色の虹 読了

建国大学の卒業生たち十人以上へのインタビューを中心とした取材・調査をまとめたもの。建国大学というのは1938年に当時の満州国の首都新京に設立された国策大学。石原莞爾の肝入りで一期150人の日本人・朝鮮人・中国人・モンゴル人・白系ロシア人の長優秀な学生を集め、共同生活の中で切磋琢磨させることで五族協和を具体化させて行く満州国の指導層を育成しようとしていた。
当時としては異質なことに、学内での言論の自由が保障されており、夜毎、寮内では日本の支配体制に向けての激しい議論が繰り広げられたという。そして卒業生たちの多くが日本の敗戦と満州国崩壊後、国策大学の出身者ゆえに厳しい過酷な人生を過ごしたということをこの本で初めて認識した。特に中国人、モンゴル人、ロシア人の場合、共産党政権下で相当の迫害を受けたようだが、黙して語らない人も多いようだ。そんな中で、同窓生の名簿が作成され、2010年まで同窓会が開かれていたというのは驚きだ。
著者は新潟、神戸、大連、長春ウランバートル、ソウル、台北、カザフスタンと各地で卒業生にインタビューを行なって生の声を残している。卒業生の年齢を考えると時間的にもぎりぎりの時期であり、大変貴重な内容と言える。また、当時の日記の記述なども転載されており、当時の生の言葉として大変興味深い。これまで満州国に関して読んだ本の中で、最も人間に近づいた内容だった。これらは全て重たく、簡単にまとめられるようなものではない。一つここに書くとするなら、建国大学卒業生の中には今でも言論の自由についての強い意識。卒業生が建国大学を批判する書物を出す場合であっても、カンパを頼まれて皆出資したという話が強く印象に残っている。真の言論の自由とはそういうものか。そういばカエサルもそんなことを言っていた気がする。