乗車日記

自転車ときのこ

シクロ野洲

今日はシクロクロス第2戦、野洲川大会に参加してきた。
 朝、友人からの電話で目が覚める。まずい。でも、30分ほど遅れるという電話だったので助かった。AZさんの車にのせてもらって、会場には1時間ほどで到着。会場は車で満杯。前回よりもかなり参加者は多いようだ。見渡すと友人だけでも10人近く来ている。ところでここは、昨年度4位に入ってC2に昇格したコース。自分との相性は良いはずだ。
 試走する。ほぼ昨年と同じだが、河川敷の方に砂場が少しできている。砂地獄は前回でこりごりだったのだが、今回もでてくるとは。だが、距離が短く、また前回で慣れているので、楽勝でクリアーできた。一周目は軽くこなし、少し休んでから二週目はレースペースで飛ばしてみた。まあまあ行けそうだ。しかしながらこのコース、直線、フラット、ハード路面の区間が長い。シクロ車に有利である。これで本当に戦えるのか。疑念が胸をよぎる。
 その後、友人たちのレースを観戦、応援、そしてカメラで撮影。今年からビデオも撮れるカメラになったので、いろいろ取ってみた。そのうちに、時間が過ぎ、C2のスタートが近づいてきた。
 レースが終わってすっきりしている友人たちから離れ、AZさんと最後の試走。アップ。そして津田マッサージ店でスタートアップ用のマッサージをしてもらう。そしていよいよスタートラインへ。
 幸先よく第一列に並ぶことができ、シード選手が入った後でも第二列。スタートダッシュはあまりかけられず、20番ぐらいの位置につく。
 一周目は様子見。少し前を行くAZさんが見える。二週目〜三周目はペースを上げる。林の中や土手の所などで、一台ずつシクロ車を抜く。直線では少し無理をしてでも、誰かの後ろについてドラフト走行を心がける。
 しかしシクロ車の直線区間での速度は速いので結構しんどい。後ろから高速で追い抜いて行くシクロ車も多い。抜いて抜かれて、結局それほど順位に変化は無いか。観戦してくれている友人から23位ぐらいという声。
 四周目は無理をせず、テクニカル区間を流して、他の自転車の後ろにつき、体力を蓄える。もちろん直線はドラフト走行。そしてゴール地点を通過したとき、思いもかけず鐘が鳴り、後一周のサインがでている。走行時間からするともう一周あると考えていたので、すこし驚いた。
 すぐさま気持ちを切り替えて、ペースを上げる。直線では人の後ろにつき、テクニカル区間の直前で前に出るという大変せこい走法を使って一台抜く。
 最後の林の前では、力を振り絞って加速し、もう一台抜く。そのまま、林と土手で引き離し、最後の直線に入った。するとなんと、パンクして担いでいる人が前方にいるという友人の声。
 間に合うか合わないか。体力も限界に近い。
 サスをロックし、立ちこぎに入り、思い切り加速。なんとかゴール前数メートルの地点で、その人をかわし、ゴールイン。20位、95%だった。
 これでC2残留資格を得るという目標は達成。それどころかもっと戦えそうだ。昨年、C2昇格後、あれほど苦労して、最後尾あたりをふらふら走っていたのが嘘のようだ。40分間継続して負荷をかける練習をしてきたのが実を結んだのかもしれない。
 ゴールしてすぐに、また津田マッサージ店に行き、ダウン用のマッサージをしてもらった。なかなか気持ちよい。早く筋肉を回復させて、練習を再開したい。レースが続くと回復そして練習している暇がないので、レース後のマッサージもかなり重要な要素になると思っている。
 その後、友人たちが作ってくれていたうどんを食べ、着替えて、片付けて、撤収。その頃になって、雨が降ってきた。レース中に降らなくてよかった。とても充実した一日だった。