乗車日記

自転車ときのこ

ローマ世界の終焉

さらについでにジュンク堂によって塩野七生の新作を買った。ローマ人の物語が始まったときは10巻で完結という話だったが、15巻になっている。まあそもそも無理だと思っていた。実は13,14巻はまだ買っていない。ディオクレティアヌスからユリアヌスのあたり。ギボンの衰亡史でもそうだが、このあたりは悲しくてなかなか読むのがしんどい。まあ最後はちゃんと読もうということで今回は購入した。
 そういえば衰亡史の方もシシリアのノルマン王朝あたりで読むのが止まっている。衰亡史の圧巻はフォロロマーノでの回想という話だがなかなかたどり着かない。そもそも衰亡史はキリスト教の宗教談義が多すぎる。おかげでネストリウス派やグノーシス派の教義には詳しくなったが、日本ではあまり役に立たない。