乗車日記

自転車ときのこ

炭鉱に生きる 読了

7歳の時から坑内に、明治から昭和の閉山までを見届けた著者による絵と文による記録。なんと明治から大正にかけては、給料が日本国の貨幣ではなく、炭鉱内でのみ通用する切符で支払われていたとのこと。そのうえで高額で粗悪なものを売る売店を設置。かなりひどいやり口だ。衝撃的な話が多いが、炭鉱で使われている技術の解説の絵も多い。ばくちは公式には禁止だったというのが意外だった。