職場にたまに現れるIK君に薦められて読んでみた。1946年の小説だが今年の6月に出た新訳。
16世紀初頭のイタリア。イタリア統一を目論むチェーザレボルジアの元にフィレンツェ共和国から派遣されたマキヤベッリとの間で行われる様々なレベルでの権謀術数を尽くしての対決。
登場人物が喋っていることと、心の中がことごとく違うのが面白くて何度も爆笑してしまった。マキャベッリの語る故郷フィレンツェへの愛着のみが真実。
これを読み終えて、またマキャベッリが読みたくなった。次は机に積んであるディスコルシを読もう。フィレンツェにも、いつかもう一度行きたいな。