乗車日記

自転車ときのこ

古代ローマ入浴文化

ポンペイで長年発掘をされている先生のお話でした。山崎マリさんともお知り合いということです。水道がご専門で、ローマ帝国ならではの特色として水道インフラを地方都市に至るまで整備した点を挙げられていました。道路などはペルシャや中国でも盛んに整備されていたためということです。ポンペイのような地方都市でも50mおきに公共の水汲み場が整備されているというのは驚きでした。
またローマ帝国の最後がいつかというのは古来さまざまに議論が分かれるところですが、先生の説では6〜7世紀の戦闘で水道インフラが何度も破壊され、その後復旧の意欲や力が失われてしまった時期と定義できるのではないかということでした。大変興味深いお話でした。