乗車日記

自転車ときのこ

このところ

このところ、なにかよろしくない。集中力が足りないのか、疲れているのか、慣れて手を抜いてしまっているのか。
 昨日も、車にぶつかってしまった。狭い道で前後を車に挟まれて走っていたときに、対向車が来たため前の車が少し急なブレーキをかけて停車し、こちらもブレーキをかけたのだが止まりきれずに衝突してしまった。前輪が前の車の後部バンパーにあたり、後輪が浮いて、車体が前輪を中心に前方へ回転し、頭が車の後部(バンだったので垂直)にあたって回転が止まった。そのまま車体は戻って後輪は着地。
 車に傷は無く、ヘルメットも何ともなく、自転車もそのときは大丈夫にみえた。怪我も無し。ただ走り出すと、少し変速の調子が悪くなっており、ワイヤーを調整して直した。その後は普通に走って、K坂ではスプリントもして、コーヒーを飲んで帰った。
 家について、また変速がずれているのに気がついて、いろいろやっているうちにダウンチューブのヘッドから5センチ位の所の下半分が、曲がって凹んでいることに気がついた。衝突の衝撃でフレームが曲がってしまったようだ。そのせいで、ワイヤーがたるんで変速がずれていた訳だ。しかし、この状態でスプリントをしてよく大丈夫だったものだ。
 この車体のダメージを見ると急に体の方も心配になってきた。そういえば首が若干だるいような気がする。あと尾底骨のあたりも着地のときに打ったようで少し痛い。むち打ちというのをネットで調べてみたが、あれは首が前後に動くことで生じるとのことなので、ちょっと違うようだ。一晩寝てみたが、首はだるいと言えばだるいし、暑くて寝苦しいのでこんなものと言えばこんなもの。よくわからない。まあ特に支障はないが様子を見るため今日のライドは中止。
 で、今回の原因だが、車間距離は15メートルはあったし、スピードもポラールのデータからすると25〜30キロだったと思われる。普通なら問題ないはずだ。木陰に入ったところだったので、暗くて見えにくくなって反応が遅れた。もう一台の車が後ろに付いていたため、意識がそちらに行っていて反応が遅れた。睡眠不足で反応が遅れた。道が狭くて車の横にスペースが無く、かわして横に出るという技が使えなかった(普段はこうやって対処しているように思う)。というのもあるが、どうもブレーキの効きが悪かったのが最大の原因のように思う。しばらくホイールとブレーキをクリーニングしていなかったので、止まりにくくなっていた。後でパーツクリーナーで洗浄したら制動距離が半分位に短くなった。
 こういうものはだんだん悪くなってくるので気づきにくい。また多少効きが悪くても普段は停車に至るまでの急ブレーキをかけることは無いので気がついていなかった。やはりメンテナンスは重要だと痛感した。MTBの場合は普段からしつこい位にブレーキをチェックするのだが、ロードの方はどうもおろそかになっていた。また、普段は急停車の練習というのは殆どやっていないというのも問題だ。これからは人気の少ない道で急停車の練習を普段からやっておくことにしたい。

 最後に:このところ失敗ばかりで、読まれてもあまり気分の良いものではないとは思いますが、こうやって書いていると色々と分析して失敗から今後改善するべき点を考えることができますし、また少しでも皆さんの参考になるのでは無いかと思いますので、読まれている方、どうぞおつきあいください。