乗車日記

自転車ときのこ

聖女の毒杯 読了

キンドル版。
今回も、奇跡でないものを全て潰すことで、奇跡しかありえないことを証明しようと戦っている探偵のお話です。間違っていることを証明するのが難しそうな、難癖に近い説が次々と論理によって反証されていくのはなかなか面白いです。

ところで井上真偽氏の前2作を読んだのがきっかけで、放送大学記号論理学という講座を見るようになりました。おかげで文を読んだり書いたりするときのロジックが前より明確に掴めるようになってきました。記号論理学、意外に実用的です。