乗車日記

自転車ときのこ

晴走雨読

雨なので朝から完全言語の探求を読む。まだ三分の一。カバラーのテムラーによるアナクラム術はすべての可能世界を記述あるいは創造できる。量子力学多世界解釈に近いものがある。ライムンドゥス・ルルスのほうは人間原理かな。
バベル以前から続く統一祖語として神秘性を帯びていたヘブライ語が、インドヨーロッパ語仮説の進展によってその立場を奪われる。そして、それに伴う政治的副産物によって悲惨な状況が生じる。いつもながら、自文化優位主義のむなしさを感じる。