乗車日記

自転車ときのこ

スワロウテイル4冊

第四巻を読んで、忘れていたところが気になったので結局最初から読み直してしまいました。人と対等な人工知性を仮定することで、初めて見えてくるものがある、そんな話です。今回の読み直しでは、ロボット三原則の三番目、自己を守らなければならないという法則を織り込んでおかなければ、人工知性を作り出すことは出来ないという仮説が深く印象に残りました。鬼塚ちひろの月光のような、カタリ派のような悲しい仮説です。しかし一方、なににでもなれることは、なににもならないこと、なのでうまれてきた、という祈りも語られています。また何年後かに読むと違う印象をもつと思います。それを楽しみに書架に保存しておきます。

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