これも昨年のうちに読み終わっていたと思う。忘れてしまいそうなので、簡単に感想をメモ。
どれも警察組織の構成とその動き方がとても詳しく具体的に描かれている。多分、実際のことが書かれているのだと思うが、少し歴史の異なる異世界の事という設定になっているので、警察機構に詳しくない自分にとっては、何処までが実際に近いところなのかが分からなくて少し困った。まあでも、小説なのでそんなことを期待するなというのが正論。それと、妙に左右の振幅が増強されている世界背景は、人によっては受けつけにくいかもしれない。
「命に三つの鐘が鳴る」が自分としては一番面白かった。身元不明は大昔に読んだSS氏のSZを思い浮かべたが、その上でなお面白かった。パダムパダムは下鴨署(小説内では平安署という名前)が舞台なので、地理がよく分かって楽しかったが、それにかまけているうちにカモフラージュに騙されてしまった。。。