乗車日記

自転車ときのこ

読了、味の台湾。

台湾の歴史と生活、そして著者の人生と台湾の料理が織りなす60篇のエッセイ。古くに移住してきた閩南人と客家人、そして日本の統治に加えて、国民党軍の移住が台湾の食の多様性に大きく関わっていることを知った。以前は牛肉はあまり食べなかったそうだ。原住民族の食の話があまりなかった気がする。原書では160篇あるそうなので、翻訳するときのセレクトなのかもしれない。魯肉飯について、北部と南部でかなり激しい論争があるというのが面白い。豚角煮を細切りにするか、そのまま載せるかなど。日本だとお好み焼きとか、蕎麦つゆとかですかね。