乗車日記

自転車ときのこ

今日も雪山

tasano-kona2006-02-05

今日は極寒の中、MさんとOS山からPP山へ。アプローチの舗装路は2cmほど雪が積もっており、高度が上がって行くとつるつる滑る所もある。あまりスピードは出せないのでダラダラ上れて楽だった。
 頂上からシングルトラックへ入る。思ったよりグリップするので結構普通通りに走れる。ただ少しでも逆バンクになっている所は、タイヤが宙に浮いているような感覚になって、とても怖い。できるだけカーブ外側が盛り上がるようになるラインをとって乗って行く。Mさんはグリップがなくなって一度吹っ飛んだらしい。
 舗装路に出てPP山に向かう。こっちの方が滑りそうで怖い。途中で川を超えてしばらく谷沿いに担ぎ、斜面を折り返して尾根に出る。ここの尾根は昨年夏ぐらいに来たときに、ちくちくする赤い葉っぱがいっぱいあり、さされた所が毒で痺れてクラクラしたという、いわく付きの所だ。さすがに冬は枯れているらしく、何の問題もなく通過。緩やかになった所で乗り始める。
 雪があるのであまり力を入れると滑ってしまう。加減が難しい。またいつもより後ろ乗りにする必要があるので、どうしても前がふらつく。今日の結論としては、後輪が滑り出したら足の力を抜き、グリップしたらまた力を入れる。こうすると結構上れて楽しい。上までたどり着いたら、そこからはハーフパイプのようなコース。滑っても大丈夫なので、どんどんスピードが出る。どちらかというとボブスレーかも。ここでMさんのVブレーキはまたもや凍り付いて効かなくなってしまった。せっかく楽しい所なのにもったいない。前だけでもディスクにしてはというような話をしつつ、PP山頂上近くの休憩場所まで走って行った。
 ここからの下りは根っこが多く、雪があると滑りそうで怖い。基本はできるだけ直角に入る。どうしようもないときは根っこにあたる瞬間に抜重する。また水平断面で見て両側よりも低くなっている所をラインにとる。こうするとバイクが滑ったときに最後に行き着く重力のポテンシャルの底にいる訳だから、少なくとも局所的には安定である。両脇の高くなっている所から飛び出さないようにだけ制御をかけてやれば大丈夫。後はブレーキにかかかる距離が長くなっていることを考慮して、スピード抑えめで行くと何とかなる。
 心配していたゴルフ場の向こうの激激段々地帯には雪はなく、いつもながら怖いが、最後まで乗って行くことができた。この辺りまで降りてくると、日が照っていることもあり、秋の陽気の中を走っているようでぽかぽかする。でも本当は気温は3〜4度ぐらい。氷点下3度の所から降りて来たので、暖かいと思っているだけである。人間の感覚は不思議なものだ。
 私の方に時間があまりないので、キャンプ場の方に行くのはやめにして、そのまま舗装路に下って帰った。11時頃には家に着いたので、全部で3時間半ぐらい走った。雪なので怖いかと思っていたが、なかなか楽しいライドだった。
 昼からは職場関係の結婚式に行った。東山のMホテル。裏の山を借景にしている部屋だった。マウンテンバイクでここを降りてきたらびっくりするだろうななどと思いつつ、おいしい食事をいただいた。帰りに四条のアウトドア店によって、昨日破いたレインパンツの修理を依頼し、ついでにKさんとおなじ携帯座布団を買った。さらに昨日のけがで使い果たした傷フィルムと傷がすぐに直るパッドを薬局で購入。これは結構高い。合わせて1500円ほどしたが、最近怪我が多いので常備しておく必要がある。そして家に帰ってからひと寝入り。これが気持ちよかった。