乗車日記

自転車ときのこ

そういえば先週読み終わった本、ローマの24時間とダブルジョーカー


ローマ人になったつもりで一日ローマで暮らすという本。生活のこまごまとしたところが良く分かって楽しい。テルマエロマエを見に行く前に読んでおいたのがよかった。
著者はイタリア人で、客観的に書いているつもりなのに、他の国との比較になると明日からが入るのが面白い。たとえばローマ人がギリシャやエジプトから彫像などを持ってきたの文化的活動で、ナポレオンがイタリアからパリに美術品を持って言ったのは最低の略奪行為だとか。それから、魚を発酵させて作ったガルムという調味料が使われていたらしいが、それを吐き気がすると書いていたのが印象深かった。ニョクマムしょっつるといった魚醤にあたるものだと思うが、風呂だけでなくこういうものも古代ローマと日本の共通点なのかも。

スパイものの第二巻。日本のスパイでは舞台が限定されてしまうのではないかと心配していたが、時期を選べば色々とネタは作れるようだ。なかなか面白い。