乗車日記

自転車ときのこ

ハイデガー「存在と時間」入門

先ほど読み終えました。しかし、理解度20%以下という所。物理世界にどっぷり浸かっている人間にとっては結構きついです。そもそも数年前、存在と時間を読もうとして前巻の半分ぐらいで立ち消えになってしまったので、その再挑戦の一環であるのですが。

 抽象概念ではなく、人が具体的に世界と関わるところから考えていくべきと言うのは分かります。主観と客観が未分離の所から始まるというのも同じく。数量的に捉えられるところだけが物理の範囲だというのも、理解の範疇にはあります。が、なすべきことに向かって進む姿がどうこうとかはちょっと理解しにくいものがあります。実のところ、自由意思は幻想であるというのが、自分の考えであったりするので。これは入門編だけでも3回ぐらい読まないと駄目かも知れません。

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