乗車日記

自転車ときのこ

昨日のレース

tasano-kona2006-04-17

昨日のレースは2時間耐久。最近、100キロとかとれとれとか長いレースにばかり出ているので、2時間な楽だろうと思っていたが、実際に走ってみると全然そんなことはなく、かなりしんどかった。結局30分でも8時間でも全力で走ればしんどいということなのだろう。
 スタートは最前列に並んだが、ダッシュで出遅れ、すぐに下りにさしかかった所、前を走っている人がラインを間違えて急ブレーキをかけ、危うくぶつかる所だった。ここで横に出て先に進んで急な下りにさしかかった所で、今度は別の人が前で落車、これもなんとかよけて前に進む。この時点で、前に5人ほどは先行していたと思う。
 その後、一周目はめちゃくちゃ飛ばして10分ほどで一周してしまったが、心拍数計は170拍/分を超えている。これでは40分のシクロクロスでも持たない。2週目からは下りではできるだけ休み、上りもできるだけ軽いギアで心拍を上げないようにして走る。しかし後半の激上りではすぐに心拍が170拍/分を超えてしまう。抑えよう抑えようと思いながら走っているうちに、もはや自分の順位がよくわからなくなっている。
 最初に先行した人を抜いたような気はしなかったので、6位ぐらいだろうと見当をつけて走っているうちに、前に黄色いジャージの人が見えてきた。なかなか追いつかないが、どうやらこの人は激上りが苦手らしく、後半の激坂で足をついて押して行くことが何度かあり、その度にこちらは乗って追い越すのだが、下りで追いつかれて、平地で抜かれてしまう。そのうちに小康状態になり、黄色の人が先行、私が数メートル後を追うような状態になった。
 そのとき、後ろから赤のアソスの人がやってきて、我々二人を抜いて先行し、じきに見えなくなった。黄色の人も、後半の激坂で遅れ、その後、どうやらピットに入ったらしく、姿が見えなくなった。しばらくそのまま走っていたところ、後ろからまた黄色の人がやってきて私を抜いて進んで行った。
 これはうまく利用すれば赤の人に追いつけると思い、後ろについて頑張って走る。そのうちに思惑通り、赤の人が見えてきたが、頑張りすぎて腰が痛くなり、黄色の人は赤の人に追いついたが、私は二人を視界に入れて入るものの少し遅れて走るような状態になった。
 ここで時計は1時間ほど経過していた。そろそろボトルの水がなくなってきていたので、ピットに入ろうと思ったが、入り口をやり過ごしてしまい、仕方が無いので空のボトルをピットに投げたところ、コントロールが悪く危うくピットにいた知らない人にあたる所だった。もう一周走って、やっとピットインに成功し、新しいボトルを取って、ゼリーを飲み、すぐに出発した。しかしもう赤と黄色の2人は見えない。
 見えなくなると、なぜか頑張りが利かないもので、この後二度と追いつくことは無かった。腰が痛いのを平地でのばしてやり過ごしつつ走り、途中で後ろの泥よけが邪魔になったので投げ捨て、ともかく走った。そのうちに自転車がどろどろになってきて、特に前のチェーンリング回りに泥がついたため、インナーに落とすとチェーンがチェーンリングに絡み付いて止まってしまうという状態になり、絡むたびに降りてチェーンをかけ直したためかなり時間をロスした。
 センターのままにしておけば良いのだが、もう足が残っていないので激坂をセンターで登れなくなっていたのだ。しかし、インナーに変えると絡んで止まってしまうので、結局、激坂を何度か押して登ることになった。おかげで腰の痛みは若干楽になった。また天気が急に悪くなり、とても寒くなってきて、ただでさえつりそうな足の筋肉がさらにひどくなって、ギリギリの所で走ることになった。
 残り25分ほどになって、このまま行くと後2周か3周かという境界にいるのが見えてきたので、少し頑張ったがやはり3周はできず、ゴールインした。しばらくすると、黄色の人がゴールしたので、もしや彼がピットに入っているうちに、私が追い越したのかとほのかな期待を抱いたが、そうではなく彼は私より1週多く走っていた。
 しばらく自転車を片付けたりしているうちに大雨が降ってきて、表彰式は建物の中でやることになり、他の人の表彰を見ているうちに、自分の名前が呼ばれてびっくりした。赤の人が1位、黄色の人が2位だったのだ。もっと先行している人がいるように思っていたので、本当にびっくりした。私の他にも、一緒に行った友人のチームもクラス優勝し、めでたい結果となった。
 その後後片付けをして、車に自転車を乗せたりしたが、めちゃくちゃ冷たくて強い風が吹き荒れており、手が凍えそうになり、体も直前の大雨で濡れていたのですっかり冷えてしまった。友人の車にお世話になって帰ったのだが、しばらく寒くて震えていた。幸い風邪は引かなかった。