乗車日記

自転車ときのこ

前輪嵌め直し

ライドから帰って2時間寝る。それから前輪のチューブを抜く。案外簡単にビードが上がってやれやれ。一旦外してシーラントを入れたいが、ビード上がらない恐怖症になっているので、できれば外したくない。
 そこでycr氏から教わった甲賀忍法究極奥義「釣栓」を試みる。これはかつて宇都宮城で二代将軍徳川秀忠を恐怖に陥れたという物凄い技である。
 バルブコアの先端に針金を巻き、コアの根本のナットを外す。そのままタイアは外さずにコアをリムのなかに押し込む。開いたバルブの穴から漏斗状のものを使ってシーラントを注入。そして針金を引っ張ってバルブを戻す。
 ここまでは良かった。しかし、この後、針金を外してナットを付けようとした瞬間、バルブがリムのなかに虚しく落ちていった。詰めが甘い。結局、片側のビードを外してバルブを回収、取り付けてタイアを嵌め直す。元の木阿弥だ。
 ここでまた空気が抜けてビードが上がらない。シーラントを入れると空気が抜けやすくなるのか?興味深い研究課題だが今はビードを上げるのが先決。立てたり寝かしたり、色々やっているうちにやっと上がった。疲れた。やれやれだ。