乗車日記

自転車ときのこ

エッダとサガ、および山月記・李陵 読了


北欧神話というのは大陸側には残っておらず、アイスランドのみで伝承されてきたということをようやく理解しました。エッダもサガもいくつかの本で読んだことがあるはずなのに全体像を理解していなかったということです。後半の様々なサガの紹介は粗筋のみなので、全訳を読んで見たくなりました。


改めて中島敦を読みましたが面白いです。山月記、李陵だけでなく沙悟浄が生き方を求めて妖怪の世界を彷徨う悟浄出世や、孔子子路の出会いから最後までを描いた弟子、楔形文字の霊を扱った文字禍なども秀逸でした。